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壮行会雑感

少し思い出話が続いたので、ここ数日間の雑感など。

19日(水)、最後の演習のあと、4年生たちによる壮行会。

私が不在となる事態に最もとまどったのは、卒論提出を目前に控えた4年生たちだったろうと思う。

だから、壮行会を開いてくれる、と聞いたときは、感謝の気持ちと、申し訳ないという気持ちが混在していた。壮行会の席も、何となくいたたまれない心地がした。何も言うべき言葉が見つからなかった。

ただ、最後のカラオケは楽しかった。何しろ、選曲がすばらしかった(私の知っている曲ばかりだった!)。私も、久しぶりに歌いたい曲を存分に歌わせてもらった。気がつけば午前2時半をまわっていたが。

21日(金)、夕方から東京で研究会と壮行会。昼過ぎに山形を出るはずが、突如車が故障し、JAFを呼んだり、修理をしたりして、結局予定より3時間遅れて、夜7時過ぎに研究会の会場の早稲田に到着。

同じ頃、妻は、早稲田に住んでいる妹の家で食事をしていた。おそらく半径数百メートルの範囲内にいたのだと思うが、またしてもすれ違い。妻と一緒に食事するのは、こうなるともう奇跡に近い出来事だ。

研究会が終わり、9時頃から壮行会がはじまる。私の韓国渡航のきっかけとなった共同研究のメンバーのみなさんに囲まれて。

私はこの研究会に出るたびに落ち込んでしまう。師匠や研究代表者の先生はもちろんだが、私と同世代の研究仲間の研究に対する情熱、視野の広さ、新しい分野への挑戦の姿勢など、とてもかなうものではない。私はただ、後を必死に追いかけているにすぎない。自分は果たしてこの共同研究の中で何ができるのか。韓国へ行って、本当に自分の研究を高めることができるのか。数々の疑問を前にして、ただただ悶絶するばかりである。

22日(土)、高校時代の部活の1年後輩が、新宿で壮行会を開いてくれるという。10人ほどが集まってくれた。なかにはおよそ20年ぶりに会うことのできた人もいて、いと嬉し。

なにしろみんな全然変わっていないのがすごい。高校時代のしゃべりの間合いとか、たちどころに思い出す。以前だったら全部平らげたであろうコース料理を残してしまうところや、飲み疲れ、食べ疲れたので2次会を喫茶店にするところなどは、さすがに年を取ったなあと思うが、それ以外は昔のまんま。

仕事で中国に長期滞在した話や、3年間休職してロンドンで勉強した話、ブラジルをこよなく愛し、競馬で儲けた金でブラジルに行って写真を撮る話、ボン・ジョヴィのコンサートのためだけにアメリカに行く話などが飛び交う。話を聞いているうちに、次第に肩身が狭くなる。1年3カ月の韓国滞在ごときで壮行会だなんて、おこがましい話だ。

「1年3カ月ですか。中途半端ですねえ」

相変わらず口の悪い後輩だ。

でも、学生時代をともにした仲間と、社会人になってから飲むのは面白い。いまの4年生とも、社会人になってから飲んだら面白いだろうな、と、数日前の壮行会のことを思い返していた。

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コメント

先生、私誰だかわかりますか?(キモい)
私らは送別会だと思っていましたが、壮行会なんですね。先生の美声を聞けてみんな満足だそうです。でもマニアックすぎてよくわからない歌ありました。私の歌える歌が先生の時代と合っていたようでよかったです

投稿: 茶筅髷 | 2008年11月26日 (水) 14時04分

茶筅髷さん、たぶん誰だかわかります。
以前、「送別会」とは、二度と会うことができない人に対して開くお別れの会のことだ、と聞いたことがあります。だから、この言葉はあまり好きではないのです。

投稿: onigawaragonzou | 2008年11月27日 (木) 00時30分

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