とりあえず到着
昨日、韓国に到着した。
その前日の金曜日、車に荷物を積んで、東京に向かった。実家で最後の夕食をとり、そのあと妻の実家に泊まる。出征兵士はこんな気持ちなのかも知れない、と感傷的になる。少し大げさか。
翌日、予定通り飛行機で成田から釜山へ。釜山空港で向こうの大学生が待ちかまえていて、ただちに車に乗せられて、大学へ向かう。学会の報告の時間に、何とか間に合った。学生時代に一緒に学んだ韓国からの留学生が、今は韓国の大学の先生。10年ぶりの再会に感激したのもつかの間、発表の時間となる。
自分の発表が終わり、休む暇もなく、討論。わけもわからないうちに、学会が終了。そのまま打ち上げ、2次会と続き、解放されたのが夜の12時。長い1日だった。
それにしても、言葉の壁が厚い。同行した妻はドラマで鍛えた韓国語でコミュニケーションをとっていたが、私はコミュニケーションが全然とれない。数日後、妻が帰って一人になったらどうなるのだろう。想像もつかない。
むかし、手塚治虫先生の『ザ・クレーター』という短編マンガ集の中に、漫画家だった男が、まったく別の人生を生きたいと思い、それまでの人生を捨ててプロボクサーとして生きるという話があったことを、なぜか思い出した。これからの1年3カ月の世界は、これまでの世界とは、まったく別の世界のように思える。これも大げさか。
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