リ・チン君の謎
今日は퀴즈(クイズ)の1回目。
要は、1課から6課まで、どれくらい理解されているかの小テストである。
久々に緊張する。ドキドキする。大学の教員は、この緊張感を味わうために、定期的に筆記試験をやった方がいいかもね。そうすれば、自ずと授業改善にもつながると思うのだが。
という愚痴はさておき。
今日の「猟奇的な先生」は少々お疲れのご様子。先週もそうだったが、木曜日は一週間のうちで一番疲れがたまる日でもある。それでも、お調子者のマ・クン君には、「うるさいよ、そこの바보돼지(馬鹿豚)!またマジックで書くわよ」と、相変わらずの毒舌ぶり。
リュ・ピン君は、「猟奇的な先生」の授業が終わり、先生が部屋から出た瞬間、「アイシテル!」と叫んだ。遅いぞ、リュ・ピン君。
さて、今日は男前のリ・チン君の話。
もし私が芸能プロダクションの社長だったら、スカウトして売り出そうか、というくらい、男前である。客観的に見て、男前なのである(「男前」という言葉も古いが)。
だから、さぞかしもてるだろうし、本人もそのことを自覚しているようである。
リ・チン君は、1年前に韓国に来たそうで、日常的な会話は問題なくできる。彼が話したところでは、彼には韓国人の여자 친구(ヨジャ チング、「つきあっている女性」の意味)がいるという。彼女は会社員で、いまソウルに住んでいるので、月に2回ほど会っているそうだ。いわゆる遠距離恋愛である。
さすがはリ・チン君。1年の間に、韓国人の恋人を作って、遠距離恋愛をしているとはね。なんともドラマティックな話ではないか。
いったいどうしたらそんなことができるのだろう。逆立ちしてもそんなことができない私にとっては、永遠の謎である。
そんなリ・チン君は、日本語にも関心があるようで、ごくたまに、日本語を聞きに来る。
「『멋있다』は、日本語で何ですか」
「『かっこいい』だよ」
そんな言葉を覚えてどうする。今度は日本人の恋人でも作るつもりか。
「外国語が早く上達するためには、異性の友達(恋人?)を作ればよい」と聞いたことがあるが、彼はそれを実践しているといってよいだろう。
しかし私にとっての最大の謎は、そんな彼がなぜいまだに初級クラスにいるのか?ということなのである。
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