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韓国へ来て1週間。めずらしく、何も予定がない日。

大邱は快晴。久しぶりに町に出ることにした。

朝から冷え込みがきつい。昨年12月に訪れた北京の寒さを思い出す。

お昼は「김밥 천국」(のり巻き天国)で、호박 죽(カボチャのお粥)を食べる。5000ウォンはちょっと高い。

駅前の映画館で、思いきって映画を見ることにした。12月4日封切りの、チャ・テヒョン主演の「スピードオーバー・スキャンダル(과속스캔들)」という映画だ。

チャ・テヒョンといえば、「猟奇的な彼女」で日本でも有名。私が初めて買った韓国映画のDVD。これを見て、妻は韓国映画にはまった。

チケットを買う。売り場の人に何か言われるが、何を言われているかわからない。韓国の映画館は、すべて指定席なので、おそらく、席はどの辺がいいか、と聞いているのだろう。わからないまま、チケットを受け取る。7000ウォン也。

やはりチャ・テヒョンはいいね。決して二枚目ではないが、芸達者だ。日本の役者で思い浮かぶ人はいないが、雰囲気としては、大泉洋さんが近いか。

チャ・テヒョンだけでなく、すべての出演者に魅力がある。だから映画にのめり込んでしまう。どうでもいいことだが、元U-turnの土田氏にそっくりの役者が出ていて、それも可笑しかった。

言葉はほとんどわからなかったが、お約束の笑いが多く、十分に可笑しく、十分にじーんときた。韓国映画お得意の手法が詰まった映画といえる。

不思議だったのは、映画が終わり、エンド・クレジットが流れ出した途端、客がみんな立ち上がり、外へ出て行ってしまったことだ。日本では、エンド・クレジットが終わるまで客席を立たないのが普通だと思うが、まだエンディングの曲が終わっていないのに、そそくさと帰ってしまうのである。従業員も入ってきて、掃除をはじめている。エンド・クレジットが終わるまで見ることができず、私も外へ出た。韓国の人はせっかちだと聞いていたが、こんなところにもあらわれているのかも知れない。

映画を見終わると、携帯にメールが入っている。ソウルの知り合いからだ。メールが届いたら返事をくれ、という内容。

そもそも携帯電話の操作方法がわからない上に、ハングルでメールを送るのは、至難の業である。喫茶店で、「メール受け取りました。ありがとうございました」という内容のメールを四苦八苦して送る。

その後、本屋をぶらぶらして、寄宿舎に戻る。バス乗り場がわからず、結局タクシーで。昨日と同じ食堂で、テンジャンチゲ。3500ウォン也。

日本で普通にできていたことが、こちらではなかなかできないものだ。

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コメント

映画館で何を言われたか分からなかったのには爆笑しました。
さて、U-turnが分かりません。写真は何ですか?それと5000ウォンは日本円でいくらぐらいですか?

投稿: 菊花 | 2008年12月 8日 (月) 12時05分

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