これは何ですか?
語学堂4日目。
昨日は、中学校の英語の勉強以来、久々に単語帳を作って、何度も単語を書く練習をした。その甲斐あって、今日の聞き取りテストでは満点を取れた。
昨日までは、発音の練習。今日から、いよいよ第1課。「これは○○ですか?」の表現を学ぶ。
中学校の英語で最初に習ったのも、たしか「これは○○ですか?」という文章だった。
「これは牛ですか?」「いいえ机です」
みたいな、日本語に直すと「牛と机を間違うはずはないだろう!」とつっこみたくなるような会話文が教科書に載っていた。
この授業でも同じである。
「これは靴ですか?」「いいえ、靴ではありません。運動靴です」
「これは鉛筆ですか?」「いいえ、鉛筆ではありません。ボールペンです」
この辺はまだいい。
「これは眼鏡ですか?」「いいえ、眼鏡ではありません。輪ゴムです」
「これは時計ですか?」「いいえ、時計ではありません。カバンです」
「これはコップですか?」「いいえ、コップではありません。黒板です」
「これはドアですか?」「いいえ、ドアではありません。のり巻きです」
ここらあたりになると、かなりシュールである。しかも、日本人と中国人が、それを韓国語で会話しているわけだから、なおさら異様な光景である。
しかし会話が始まったおかげで、中国人留学生と少しずつ話ができるようになった。私の隣に座っているリ・ヤン君は、中国の内モンゴル地区からやってきた学生である。私が困っている様子を見かねて、何かと助けようとしてくれる。ただ、言葉がほとんど通じず、結局はよくわからないのだが。
さて、「猟奇的な先生」である。
授業前、食堂でバッタリお会いしてしまい、「昨日2問間違えたわね。…ところで何で汗をかいているの?今日は暑いですか?」と聞かれ、「はい、暑いです」と答えた。しかし本当は、この「猟奇的な先生」にお会いすると、反射的に汗が噴き出してしまうのだ。
その先生が、今日、驚くべきことをした。
「これは○○ですか?」の授業で、「○○」にあたる品物のネタがなくなると、いきなり許可なく学生のカバンを開けだし、そこからいろいろなものを取り出した。
「これは何ですか?」「貯金通帳です」
「これは何ですか?」「携帯電話です」
留学生のカバンから次々とモノが勝手に取り出され、それが会話の練習となる。
「持ち物検査か!」とつっこみたくなるほどだ。
いろいろあったが、なんとか本日も無事終了。
しかし、第1課が始まって、急に宿題が増えた。油断は禁物だ。
(写真は、用意してもらった研究室)
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コメント
某短大から編入した日本史の4年です。名前は苗字をもじってます。
用意していただいたという研究室の写真を見て、あまりの広さ&綺麗さにコメントを残さずにはいられませんでした。
猟奇的な先生に負けないでください(笑)
投稿: 菊花 | 2008年12月 5日 (金) 01時29分