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本当の中間考査

昨日の「宿題未提出事件」は、結局のところ、何も進展がなかった。おとがめなし、ということか。

男前のリ・チン君と、チャオ・ルーさんは、今度の3月から、韓国の大学での入学を許可されたようだ。

そのせいか、リ・チン君は、このところまったく授業に顔を出さない。というか、語学学校の1級コース程度の実力で韓国の大学に入学して、ついて行けるのか?と人ごとながら心配になる。

授業がいつもの感じで終わったあと、私はユン先生の研究室に訪れた。

ユン先生は、私の留学に尽力していただいた先生である。ビザの取得、寄宿舎の手配、語学学校の世話など、非常に迅速にいろいろなことをしていただいた。

ご自身も20代の頃に中国に留学経験があり、「その国の学問をするにはまず語学が必要である」という強い信念を持っておられる。いまの大学の語学堂も、ユン先生が制度を立ち上げたとうかがった。

だから私にも、語学の勉強を強く勧められたのである。

今日は、妻が日本からもってきたおみやげを渡すため、ユン先生の研究室を訪ねた。

まるで面接のような緊張感である。ユン先生と、韓国語で話をしなければならない。これまでは、通訳をしてくれる人がいたが、1対1でお話しするのは初めてである。しかも、語学には厳しい先生なだけに、これまで勉強してきた成果が試されるのである。

先生も、わかりやすい言葉で話しかけていただく。こちらのたどたどしい言葉も、辛抱強く聞いてくださる。おかげで、なんとか会話が成立した。

「韓国語がとても上手になりましたね」と、先生はおっしゃってくださった。

自分ではまったく自覚していなかったが、思い返せば、大きな進歩であった。

昨年の8月に韓国の学会でユン先生にお会いしたときは、韓国語で全くお話しすることができなかった。留学をはじめた1カ月前の時点でも、ほとんどコミュニケーションがとれなかった。

それが、こうして、不十分とはいえ、コミュニケーションをとることができたのである。私よりも、むしろユン先生のほうが、感慨深かったのではないか、と不遜なことを考える。

これが、私にとっての、本当の中間考査だったのかも知れない。

いろいろな人に迷惑をかけながらも、留学をさせていただいてよかったのだ、と、多少感慨にひたりながら、研究室をあとにした。

が、しかし。

自惚れてはいけない。まだ、韓国語の能力が小学生レベルであることを忘れてはいけない。

このあと、さらなる試練が待ち受けているのであるが…。

(この話、つづく、かもしれない)

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