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授業とスカイプと宿題と

このところ、1日があっという間に終わる。

理由は、スカイプによる卒論指導をしているからだが、これが意外と時間がかかる。

夕方、授業から戻って、夕食を作って食べて、メールで送られてきた原稿を読んで、赤を入れて返送して、スカイプで直接お話しして、…これを複数くり返していくと、あっという間に夜12時をまわってしまう。

それから、宿題をやって、パダスギ(書き取りテスト)の対策をやって、このブログを書いて、となると、夜中の3時過ぎまでかかる、ということになる。

だったら、こんなくだらないブログなんか律儀に書いてるんじゃないよ、と誰かに怒られそうだが、これはこれで、老後の楽しみで書いてるんだ。読者が10人くらいしかいなくったって、「そんなの関係ねえ!」(←いま流行っているギャグらしい)

誤解のないようにいっておくが、スカイプによる卒論指導は、決してイヤイヤやっているわけではない。例によって、頼まれもしないのにこちらが勝手に言い始めたことなのである。そもそも、私が途中でいなくなってしまったことが悪いのだ。

でも、メールとスカイプを駆使した卒論指導をやって、本当によかったと思う。こんな言い方をすると4年生に怒られるかも知れないが、もしやっていなかったら…と思うと、ゾッとする。

私としては、スカイプとメールで、例年と変わらない水準の卒論が提出できることを証明したかったのだ。実際、そのことは、4年生たちの努力で証明されるだろう。

あと少しだ。頑張ろう。

今日は午前中、スカイプによる卒論指導をしたあと、韓国での指導教授であるチュ先生のところに行った。チュ先生は、大学で重職についておられるので、なかなかお会いすることができなかったのだが、今日、ようやく、妻が日本から買ってきたおみやげを手渡すことができた。

その足で、昼食をご一緒する。

構内の食堂かと思いきや、どんどん歩いていき、大学の外の食堂に入る。

すると、そこには、昼食がすでに用意されていた。

このへんがよくわからない。私は突然先生のところに訪問したので、今日、昼食をご一緒することは予定になかったのだが、知らないままについていくと、そこにはすでに数人の同僚の方がおいでになっていた。

もともと同僚の方と昼食をとる予定だったところに、私がまぜてもらったということか?よくわからない。

1時から語学の授業があるので、私だけあわただしく昼食を済ませ、「お先に失礼いたします」といって、中座する。そして20分歩いて、語学堂の教室に到着した。

いつもの通りの授業。一つ違ったのは、授業中、「猟奇的な先生」の携帯電話が鳴ったことだ。

いつも、留学生たちには「携帯電話の電源は切っておくように」と厳しくおっしゃっていた先生の電話が鳴ったのである。

これには「猟奇的な先生」もうろたえた。

私はすぐさま片手を差し出し、「ジュセヨ(ください)」と言った。いつも先生が留学生たちに対してやっていることだ。

だが、「猟奇的な先生」は、ポケットに携帯電話をしまい込み、「知らぬ存ぜぬ」を決め込んだ。そして「夫からだわ。私が授業をやっていること知らなかったのかしら」となにくわぬ顔でつぶやいた。

何事もなかったかのように授業が再開。

まったく、どこまでも、暴君である。

後半の対話の授業では、相変わらず、小学校の学級崩壊のように中国人留学生たちが好き勝手に騒いでいる。落ち着いて授業なんて受けられやしない。

もう勘弁してほしい。

気を取り直して、さあ、これから宿題だ。

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