カタカナが書けない!
やはり日本人が来るとうれしいものである。
どうやら、この数日間は、かなりのストレスがたまっていたらしく、日本の大学のご一行とお会いして、ようやく人間らしい生活に戻った気がした。
今日の午前中は、ご一行と一緒に大学図書館の貴重書をみせていただく。
そして大学内の食堂で昼食。大学院生の数人が、午後に大邱市内にある博物館を見学したいという。そこで、タクシーに乗る際にどう言えばよいかを、メモして渡す。
博物館の名前を、漢字とハングルで書いて、さらにそれを発音できるように、カタカナを書こうとした。
「パンムルガヌロ カジュセヨ」
ところが、カタカナが出てこない。
発音しながらカタカナを書こうとすると、どうしてもハングルを書いてしまう。
カタカナが書けなくなってしまったのである。
何度も間違えながら、ようやくカタカナを書いて渡す。
午後の語学の授業。昨日以来、このままでいいのか、逡巡しながら授業を受ける。
ある方は、語学の授業が大事だとおっしゃるし、ある方は、そんなに語学の授業を真剣に受けてどうするのだ。もっとやるべきことがあるだろう、とおっしゃる。
ここらあたりで方針転換が必要かもしれない。
語学の授業が終了後、再び日本の大学の先生方ご一行と会食。私の(韓国での)指導教授も同席される。
指導教授と、日本の先生方との間に立って、苦労しながら、通訳のまねごとをする。
すると、その場にいた日本語がよくできる韓国の先生に、「3カ月ちょっとでそれだけできるのはすごい」と、お世辞を言っていただく。
その先生は、前から一度お会いしたいと思っていた先生だった。これを機会に、お互いの研究を刺激するため、これから頻繁にお会いしましょうと約束する。
結局、日本の先生方の宿泊されているホテルまでご一緒して、夜12時まで飲む。
自分の留学のあり方について、いろいろと考えさせられる。
このままではダメだ。どうにかして、いまの勉強のスタイルを変えなければならない。
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