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こんな性格を笑い飛ばせ!

私は、小さなことをいつまでもくよくよと考える。

先週の野外授業、テーマパークで、野外公演を見ようと思って、観客席に座ると、隣に、4級の班(クラス)の先生と中国人留学生が座った。

4級といえば、韓国の大学に入学できるレベルの語学力、ということである。耳をそばだてて会話を聞いていると、さすがに4級の学生は、先生とふつうに韓国語を喋っている。

それだけでもこちらは落ちこむのであるが、さらにこんなことが起こる。

4級の中国人留学生のうちの一人(男性)が、前に座っている韓国の小学生たちの間に座って、小学生たちと、なにやら会話をはじめたのである。

すると、あっという間にその留学生のまわりに小学生たちの輪ができあがり、会話が盛り上がりはじめた。何を話しているのかはわからないが、小学生たちは、その留学生と、たちまち仲良くなっていったのである。

その様子を見ていた4級の先生が、その留学生に、

「あら、あなたずいぶん人気があるわね」

とおっしゃると、その留学生は、

「だって、(僕は)かっこいいじゃないですか」

と軽口を叩いて先生を笑わせる。

ずいぶんと自然に会話している姿にも驚くが、それ以上に、「こんなことは自分にはできないなあ」と自らを省みて、落ち込むのである。

たとえば、これを日本に置き換えてみる。私が、小学生の団体と会話をして小学生たちのハートをガッチリつかむとは思えないし、よしんば、小学生たちの人気者になったとしても、「ずいぶん人気者ね」と誰かに言われて、「だって(僕は)かっこいいじゃないですか」なんて軽口は、絶対に叩けない。

つまり私は、軽口を叩けない人間なのである。

日本語でも軽口を叩けない人間が、韓国語で軽口を叩けるはずがない。韓国語で軽口を叩くためには、まずこの性格を直す必要がある。

以前、私と同世代の深夜ラジオDJが、たしかこんなことを言っていた。

「英語を勉強すれば、世界中の人とも話せる、て言うけど、英語が話せたところで、友達が少ないのだから、結局は同じことだ。むしろ、世界中の人とも話せるという条件が増えただけ、より寂しい気持ちになる」

こういうことを妻に話すと、バッカじゃないの、という感じで、「4級になったらそこまで話すことができるようになる、という方向でどうして考えないのか」と言われる。

簡単に言えば、マイナス思考、ということなのだろうが、だが、そう単純なものでもない。

自分が負の思考の持ち主であることを十分知っている。知った上で、自分の中にあるこの「負の思考」と、どうやってうまくつきあっていくか、をいつも考えている。なんとか折りあいをつけながら、いままでやってきたのである。だから、完全なマイナス思考ではない。

なんとか、この負の思考を、「オモシロ」に変えることはできないだろうか、といつも考える。自分に降りかかる大小さまざまな災難についても、同じだ。

たぶん、こんな感じで、一生、この厄介な性格と折りあいをつけながら、生き続けていくのだろう。

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