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お肉屋さんでクリーニング

5月30日(土)

午前中、背広などをクリーニングに出す。

ふだん、背広などほとんど着ないのだが、来週と再来週、たてつづけに学会があるので、その前にクリーニングに出すことにした。これから暑くもなるし。

実はこれが、初めてのクリーニングである。

家の近くに数軒ある中で、いちばん近い店に行く。歩いて1,2分のところである。

「クリーニングをお願いします」

「あら、外国の方ね」私の発音を聞いて、すぐにわかったらしい。「名前は何ですか?」

苗字を言うと、アジュモニ(おばさん)がそれを帳面のようなものに書き込んだ。

「あのう…、水曜日にはこれを着なければならないので、それまでにできますか?」

「2日でできるわよ」とアジュモニ。

「じゃあお願いします」と言って店を出る。

そういえば、苗字しか言わなかったけど、大丈夫だろうか。連絡先とかも聞かれなかった。クリーニングの値段もまったくわからない。それに、本当に2日で仕上がるのだろうか。全くの口約束である。

どうも不安なことばかりだが、アジュモニの言葉を信じて、2日後にまた訪れよう。

前から気になっていたのだが、その店は、クリーニング屋さんでもあると同時に、「韓牛専門」のお肉屋さんでもある。

同じ建物の中に、お肉屋さんとクリーニング屋さんがあるのである。当然、同じ人が店を切り盛りしている。

客から預かった背広がたくさん吊されているその横に、牛肉の大きな塊が吊されている絵を想像してみるがよい。

これはお肉屋さんなのか?クリーニング屋さんなのか?

店の広さでいえば、クリーニング屋としてのスペースの方が広い。クリーニング屋の一角で、肉屋を営んでいる、といった感じである。だが、「韓牛専門」をうたっているところからすると、肉にも相当こだわっているようにも思える。

クリーニング屋も「韓牛専門」のこだわり肉屋も、片手間でやるような仕事ではないと思うのだが、それが両立できているところがすごい。

「完全犯罪ができるわね」と、妻は言った。

一瞬、何のことかわからなかったが、大きな牛肉のかたまりと、その横にある肉切り包丁を見て連想する。

なるほど、あの大きな肉切り包丁で、○○を○○して、血のついた服をきれいにクリーニングすれば……。

ひいぃ~!オソロシイ。

まさか、そのために肉屋とクリーニング屋を…?

あらぬ妄想が頭を渦巻く。

でも、そうでも考えなければ、肉屋とクリーニング屋を一緒にやっている理由が説明できない、というのが妻の仮説。まったく、天才の考えることはよくわからない。

不安になって店の方を振り返ると、おそらくは夫婦であろう、実直そうなアジョッシとアジュモニが、一心不乱に服にアイロンをかけていた。

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