だめにんげんだもの
5月13日(水)
天の配剤、というほど大げさなものではないが、語学の授業期間が終わり、パンハク(休暇)になると、原稿の締め切りがやってくる、というサイクルが続いている。前回のパンハクの時もそうだった。
6月のフォーラムで発表する原稿が、今週末締め切りなのに、まったく書けていない。
やる気が起きないのである。
(寝不足かも知れないから、ここはいったん仮眠しよう。いったんね、いったん)
と仮眠をとるが、起きて時計をみて「うわぁぁぁぁぁぁー!」となる。もう数時間もたっている。
この「いったん○○する」というのがくせものである。
それでもやる気が起きず、今まで書いたブログを「いったん」整理しよう、と思い立つ。
「カテゴリー」というのを新しく設けて、少し読みやすくしてみよう。今まではほとんど「日記・コラム・つぶやき」というカテゴリーに放り込んでいたが、「1級1班」「2級4班」というカテゴリーを設ければ、それぞれ連続した物語として読むことができるのではないか。
やり出すと、けっこう時間がかかる。作業しながら、過去に書いた日記を読みなおして愕然とする。
読む気が失せるような、くだらない文章を延々と書いているではないか。
(よくこんなくだらない文章を延々と書いてきたな…。しかもまったく役に立たない内容ばっかりだな)
そう思ったのは、今日たまたま、海外の大学で勤務する同業者のブログを見つけて読んだからである。
読むと、日々の生活が簡潔にまとめられていて、わかりやすい。それに、日々の生活が、研究においてもプライベートでも充実している様子がよくわかる。それだけではない。これからその国に留学する際のポイントだとか、語学学校の様子だとかを、的確に説明してくれているところもある。
数日に一度の割合で、泣き言を書いているようなこのブログとは大違いである。これから留学しようという人にはまったく役に立たないことばかり書いているこのブログとは、大違いである。
(そうか…。ブログって、こんな風に書くのか…。長々と書きゃいい、てもんじゃないんだな。)
今さらながらに知る。
さらに落ち込んだので、大学構内を散歩することにする。
日差しが強くて気温も高いが、木陰にはいると風が心地よい。この大学には、木を植えているところも多く、そこにはベンチもある。
そこでしばらくボーッと過ごす。
少し気分がよくなり、ようやく原稿に向かう。
はたして、締め切りまでに原稿は完成するのか?
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