私のあだ名は「キョスニム」
4級の班に通っている妻からの情報。
語学の先生の間では、私のことを「キョスニム(教授様)」と呼んでいるらしい。「キョスニム」が完全にあだ名になってしまった。
日本人がほとんどいないことと、年齢が上ということもあって、いまや語学堂では有名人となりつつある。
しかもショックなのは、語学の先生方が私のことを説明するとき、「ほら、あのキョスニム」と言いながら、右手でお腹のあたりをポッコリとふくらませる仕草をする、というのである。
つまり、私のことを、お腹の出た「キョスニム」、と表現するのである。
かなり凹む話だ。やはり痩せなければ。
まあそれはよい。もう一つ妻が言っていた言葉。
「言語の習得と精神年齢は相関関係にある」と。
同い年であっても、1級の子と4級の子では、精神年齢が異なるのではないか、というのが妻の仮説。
言われてみればたしかにそうだ。半年くらいしか違わないのに、1級の子と3級の子では、授業態度やものの考え方が全然違う。
いまの3級の班は、かなりまじめな子が多い。考え方もしっかりしている。授業態度も積極的である。
それに対して、1級の子たちは、まるで学級崩壊の小学生のようだった。
だからこそ、面白かったのだが、いまは、授業中にとりたてて事件が起こるわけでもなく、私自身も、彼らの行動や発言にずいぶん慣れてしまった。
加えて、私自身が、授業に追いつくのに必死で、周りをじっくりと観察する余裕がなくなってきた、という事情もある。
この日記は、私自身の成長記録でもあるのだから、それはそれで喜ぶべきことなのかも知れないが、「無駄」な部分が次第に削ぎ落とされてきて、寂しい気もする。
そう。成長する、とは、寂しいことでもあるのだ。
これからも、身の回りで起こったことのありのままを書いていくことにしよう。
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