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あなたならどうする?

6月24日(水)

今日は2回目のマラギ(会話表現)の試験である。

マラギの試験は、2人がペアになって、決められた設定にしたがって3分ほどの会話を行う。ペアとなる人は、くじ引きによって決められ、普段の授業でも隣同士に座って会話練習をしなければならない。

前回の第1回の試験は、当日私が欠席してしまったため、後日、同じく欠席したリ・プハイ君と急きょペアを組み試験に臨んだが、リ・プハイ君のとんでもない行動に翻弄され、散々な目にあった。

つまりマラギの試験は、ペアになる相手がだれになるかによっても大きく左右されてしまうのである。

今回の相手は、チャン・チンさんである。だが、このチャン・チンさんとは、なんとなく相性が悪い。

本人は決して悪い子ではないし、韓国語もよくできるのだが…、うーん。相性が悪い、としか言いようがないのである。

妙に自信家で負けず嫌いなところとか、毎日のパダスギ(書き取り試験)で思いっきりカンニングしているところとかが、なんとなくイヤだなーと、大人げなくも思ってしまっているのかもしれない。

今日の授業で扱ったテキストに、干支占いみたいな表が載っていた。

授業中、小声で「干支は何ですか?」と、チャン・チンさんが聞いてきたので、「酉年だよ」と答えると、何やら必死に計算を始めだした。

しばらくして、計算の結果を書き込んだ数字を私のほうに見せてきた。

「53歳?」

ええぇー!?いままで私は53歳にみえていたのかぁぁぁ???

あまりのショックに、言葉が出ず、首を横に振る。

チャン・チンさんは、首をひねりながらもう一度計算をしなおした。

「41歳?」

たぶん数え年で計算しているんだろうな、と思いつつ、首を縦にふったが、当のチャン・チンさんは、納得しない様子である。

これでますます、チャン・チンさんとの心の距離が開いてしまった。

さて、肝心の試験である。

あらかじめ、マラギの時間に練習したところから出る、と言われていたため、ヤマを張ることができた。おそらく出るであろう問題は、先週の金曜日に行った授業での設定である。

先週金曜日の会話練習は、次の二つの設定が出された。

【設定1】クリーニング屋の主人と客の会話。

(客の立場)クリーニング屋さんから戻ってきたお気に入りの背広を見てみると、色がちょっと変わってしまっていた(色落ちしていた)。母からもらった思い出の背広なので、明日の修了式にはどうしても着ていかなければならない背広である。クリーニング屋の主人に何とかしてもらおうと、クリーニング屋へ文句を言いに行くことにした…。

(クリーニング屋の主人の立場)妻から電話があって、息子が急に病気になったので家に早く帰ってきてくれという。おそらく病院に連れて行かなければならないので、今すぐクリーニング屋を閉めなければならない。そんなおりに、さっき背広を受け取りに来たお客さんが、さっきの背広を持ってまた店にやってきた…。

〔設問〕さあ、このあと、どうすればこの問題は解決するでしょうか。お互いの立場をふまえて、3分程度の会話をつくりあげ、よりよい解決方法を見つけなさい。

【設定2】留学生と大家さんの会話

(留学生の立場)夜遅くまで図書館で勉強して、部屋に戻ってみると、エアコンが故障していた。何日か前からおかしいなと思っていたのだが、とうとう故障したのだ。今日は朝から40度の暑さで、夜になっても全然気温が下がらない。明日は試験だというのに、これでは寝ることもできない。夜遅いことは重々承知しているが、いまから大家さんのところに行って、何とかしてもらうように頼んでみよう…。

(大家さんの立場)最近、留学生たちが、やれエアコンが故障しただの、電気が故障しただの、トイレが詰まっただのと言ってくる人が多くて困っている。せっかく直してもまたすぐに壊れた、って言ってくる。私の考えでは、きっと留学生たちが乱暴に使用しているからすぐに壊れてしまうに違いない。それに、うちは良心的な値段で部屋を提供しているのだ。にもかかわらずこんな目に合うとは。今日も夜11時だというのに1人留学生が訪ねてきた。こんな遅くに何だろう…。

〔設問〕さて、留学生は今晩安眠できるのか?どうすればこの問題を解決できるのか、お互いの立場をふまえて、3分程度の会話をつくりあげ、よりよい解決方法を見つけなさい。

先週の金曜日は、わが班のみんながこの会話を見事につくりあげ、先生に褒められていた。私も彼らの底力に驚嘆したのである。

たぶん、試験もこの2題のうちから1題を選択して与えられるのだろう、とヤマを踏んだ私は、この2題について完全台本を作り上げた。しかもご丁寧なことに、私の分と、チャン・チンさんの分の2部を作製したのである。

前日に、明日の12時40分に教室に来て練習をしましょうと約束していたのだが、チャン・チンさんが来たのが、12時50分過ぎ。もうほとんど授業が始まろうという時間である。

時間に遅れたことで、ますますチャン・チンさんとの溝が深まる。

時間がなかったので、結局練習はできず、書いてきた台本を渡して、「これを覚えてください」とだけ言った。

4時間目。マラギの試験の時間。

くじ引きで順番が決められ、みんなの前で会話をしなければならない。私たちは3番めだった。

試験問題は、予想した通り、2つの設定から1つを選んで会話する、というもの。ただし、どちらを選択するかは、先生がその場で決める。

私たちは、【設定2】の「留学生と大家さんの会話」をすることになった。丸暗記した内容を、不十分ながらも何とか言い終える。

ほかのグループの会話が聞けたことが、何といっても収穫だった。授業の合間を惜しんで練習していた2人が、本番で思うようにいかなかったり、全然授業に出ていなかった学生が意外と健闘したりと、試験はやはり水ものである。

あと何回、この試験地獄が続くのだろう。

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