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本末転倒な日々

7月7日(火)

7月1日から、週3回、TOPIK(韓国語能力試験)の特講を受けることになったが、これが思いのほか大変である。

通常の授業が終わったあと、午後6時からの2時間、ぶっ通しで授業が行われる。

内容は、通常の授業にくらべ、はるかに難しい。今までならったことのない文法や、単語ばかりである。

それを、予備校の授業よろしく、次々と詰め込んでゆく。

特講のある日は、結局のところ6時間授業を受けることになるから、クタクタになる。それに加え、予習や復習、宿題が加わるから、1日10時間くらい、韓国語の勉強をしていることになる。

予備校に通っていた頃の浪人時代を思い出すなあ。

特講の内容があまりに難しいので、その復習に時間がとられると、今度は、通常の授業の勉強がおろそかになる。

とくにしわ寄せが来るのは、毎日行われるパダスギ(書き取り試験)である。

この2日間、満点が取れていない。

私の横に座っているパンジャンニムことクォ・チエンさんも、同じような事態に陥っている。

私と同様、特講の授業に出ているので、その復習に追われ、パダスギの勉強ができない、というのである。

「いままで満点をとれていたのに、特講のせいで、満点が取れなくなったんです」

私と同じ悩みを抱えているようだ。

まったく、本末転倒な話である。

うっかり特講に申し込んだばっかりに、毎日が大変なことになっている。

おかげで、今月後半の学会発表の原稿がまだ一文字も書けていない。

はたしてこの状況で、原稿は仕上がるのだろうか?

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