連続学会
7月25日(土)
朝7時20分、大学に集合。
ふたたび、うちの大学の某先生の車で、2時間半かけて大田(テジョン)にある某大学に到着。
そこで、午前10時から、昨日とは別の学会の定期発表会が行われる。
といっても、昨日まで行われていた学会の夏季セミナーと、参加者が重なっている。
いつも思うのだが、韓国の研究者は、本当に学会好き、討論好きだなあ、と思う。学会が開かれる頻度は、日本の比ではない。
こんなハイペースで学会を行って、研究成果が枯渇しないのだろうか?
そんなことはともかく、私に対して参加するように、と念を押された理由がよくわかった。
いくつかの研究発表で、私の論文が取り上げられているのである。
好意的にとりあげてもらっているのもあれば、批判しているものもある。
司会の方から、コメントを求められたが、今回は通訳がいないので、研究発表を正確に理解したか心許ないし、韓国語でコメントを言わなければならない。
とにかく、しどろもどろでコメントする。
学会が終了したのが、午後6時半。そのあと、例によって場所を変えて懇親会。
午後8時過ぎに終わり、これでようやく帰れる、と思いきや、指導教授の先生から、「2次会に行くぞ」と誘われる。1人だけ帰るわけにも行かず、8名ほどのコアなメンバーで、焼酎とビールを飲む。
韓国の学界の第一線で活躍している人たちに囲まれた2次会は、緊張しつつも、話していて楽しい。学問的な議論はほとんどできないが、だからこそ楽しいのかも知れない。
気がつくと、午前0時になっていた。ようやく2次会が終わり、車で大邱に戻る。家に着いたのが、午前2時であった。
私も相当疲労したが、最も疲労されたのは、この3日間、車を運転し続けた先生だろう。指導教授は、車の運転をされないので、その下にいる先生が、足代わりになって車を運転しなければならない。指導教授が遅くまで飲むとなれば、それに従わなければならないのである。本当にお疲れさまでした。
7月26日(日)
午前、金曜日の学会のあとに行った益山(イクサン)に、今度は妻と2人で行く。大邱から、KTXを乗り継いで約3時間の道のりである。
なぜ、2日前に行ったばかりの小さな田舎町に、片道3時間もかけて再び行くことになったのか?理由があるのだが、説明したところで、たいしておもしろい理由ではないので、省略する。
見学後、夕方5時に益山を出発し、夜8時に家に着いた。
この4日間ほど、中身の濃かった時間はない。
明日からは、また語学の勉強に戻る。
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