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真夏のワッショイ映画

8月8日(土)

例によって、期末試験のあと、市内へ出て、映画を見ることにする。

この夏最大の話題作「ヘウンデ(海雲台)」である!

妻はすでに見ていたので、妻は別の映画を見ることにして、私1人で見ることになった。

Image2537526 「ヘウンデ」とは、釜山にある有名な海岸の地名である。私も1度時期はずれに行ったことがある。ポスターを見て容易に想像がつくように、ヘウンデが「津波」に襲われる、というパニック映画である。

ソル・ギョング、ハ・ジウォン、パク・チュンフン、オム・ジョンファという、今をときめく韓国映画界のスターが4人も出ている。しかも大規模な予算を使ったパニック映画となれば、話題にならないはずがない!

ソル・ギョングとハ・ジウォンは今さら言うまでもないほどの知名度である。ソル・ギョングって、68年生まれで、私とほぼ同い年なんだね。もっと年上かと思っていたので、ちょっとショックである。

私がひそかに注目しているのは、女優のオム・ジョンファである。ちょっと前に見た映画「仁寺洞スキャンダル」にも、印象に残る役で出演していた。この人は、前回見た映画「チャウ」に出演していたオム・テウンのお姉さん。つまり、この夏、姉が海のパニック映画、弟が山のパニック映画に出演しているのである。

しかも今、テレビでは、人気大河ドラマ「善徳女王」に弟のオム・テウンが出演していて、その裏番組のドラマ「結婚できない男」に、姉のオム・ジョンファが出演している。テレビドラマでも、お互いが裏番組に出演しているのである。

いま、もっとも韓国のドラマ界、映画界を席巻している姉弟といえるだろう。

さて、いまオム・ジョンファが出演しているドラマ「結婚できない男」は、数年前に日本で放送されたドラマのリメイク版である。日本では、阿部寛が主演して、その相手役が夏川結衣だった。

で、オム・ジョンファは、夏川結衣がやった役を演じている。「自分とほぼ同い年の役者を無条件で応援する」ことにしている私は、夏川結衣をひそかに応援しているのだが、実はオム・ジョンファも69年生まれで、私と同い年なんだね。だから、オム・ジョンファについても、無条件で応援することにしよう。

さて、肝心の映画の内容だが。

たぶん、パニック映画の定石通りに作られた映画なんだろうな、と思う。豪華な俳優陣を使って、街を派手にぶっ壊して、家族愛を描いて、等々。

だから、「真夏のワッショイ映画」として、十分に楽しめる。いや、それで十分なのだ。

細かいことを言い出すと、きりがない。

ツッコミどころが満載だし、いろいろ考えさせられる設定もある。

ここでは1つだけ。地震の博士を演じるパク・チュンフンは、日本映画「日本沈没」でいうところの、田所博士の役回りなのだが、もう少し深く掘り下げて欲しかった。小林桂樹が演じた田所博士が、鬼気迫る迫力があったからこそ、荒唐無稽な日本沈没を、説得力を増して語ることができたのではないだろうか。

Image849585 さて、この映画の一番の収穫は、何といっても、脇役のキム・イングォンである。「恋する神父」で、クォン・サンウの友人として実にいい味を出していた彼は、今回、やはり「恋する神父」に主演していたハ・ジウォンと再びの共演である。

彼のコミカルな演技と、彼の「うっかり行為」によって大変なことが巻き起こる場面は、それだけで見る価値がある。

もう一度言う。この映画は、笑いあり、パニックあり、感動あり、という、「真夏のワッショイ映画」である。

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