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期末考査(3級)

8月8日(土)

朝9時、期末試験開始。

わが3級6班のチング16人のうち、試験を受けたのが半分の8名。残りの半分は、大学入学が決まったり、4級進級をあきらめたりで、試験を欠席した。

この間、熱心に勉強していたワン・ウィンチョ君も、9月からの大学入学が決まったために、期末試験を欠席してしまった。

昨日の最後の授業で、「明日の試験は受けません」と言ったワン・ウィンチョ君。先生に、「絶対に受けなさい!受けなきゃダメよ。今まで何のために勉強してきたの!大学入学が決まったからといって、韓国語の勉強が終わったわけではないでしょう」と、叱られる。

たしかにもったいない話だ。これまで熱心に授業を受け、すべての試験を受けてきたのに、ここへきて期末試験を受けないのは、なんとももったいない。

「でも、先日、大学入学の手続きとかで、2日も授業を休んだので、今回はどうせ奨学金をもらえないでしょうから、いいです」と、ワン・ウィンチョ君が答えた。

おいおい、前学期、私は5日も授業を休んだのに、奨学金をもらったぞ!それに、今学期は6日も休んだのに、奨学金をもらう気でいるんだぞ!たった2日休んだくらいで、そんなこと言ってどうする!

だが、そのことを彼に言いそびれてしまった。もしそのことを言ってあげれば、期末試験を受けたかも知れない。

いや、それを言ったところで、彼はやはり休んだだろう。これまでの中国人留学生たちの行動を見ていると、いともあっさりとあきらめてしまう場合が多いからだ。やはり私には理解できないことだった。

さて、試験は、前回の中間考査と同じ時間割である。定期試験はこれで6回目なので、最初に受けたときほどの緊張感は、もはやなくなっていた。

だが、午後のマラギ(会話表現)の試験は、相変わらず緊張する。

マラギ試験のテーマは、「もし万が一、自分がわが班の先生だったら、どういう先生になりたいですか?そして先生になってやりたいこと3つと、その理由を説明しなさい」というもの。これを、3分以内で発表すること。

以前、授業で「もし自分がわが班の先生だったら」「もし自分が大統領だったら」「もし自分が芸能人だったら」「もし自分が世界最高のお金持ちだったら」「もし自分が女性(男性)だったら」といったテーマで発表練習をしたことがあり、今回の試験はこのうちからどれか1題が出ると予想していた。だから、昨日のうちに、すべてについて完全台本を書き、準備していたのである。

予想通りだったが、いざ本番となると、やはり緊張して喋れなくなってしまう。

マラギの試験は5分で終了。今回もやはりダメだったか…と、うなだれて語学堂の建物を出て、歩いていると、後ろから私を呼ぶ声がした。

「パンハク(休暇)、有意義に過ごしてくださいよ~」

おしゃれなオートバイに乗った白縁眼鏡の好青年、ル・タオ君が、後ろの席に美人のヨジャ・チングを乗せて、颯爽と私の横を通り過ぎていった。

あいつ、あんなかっこいいバイクに乗っていたんだな。どこまでもさわやかなやつだ。

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