カッパウィ
10月1日(木)
チュソク(秋夕)、ということで、語学堂は今日から4連休。
前々から行ってみたかった「カッパウィ」に行くことにする。
大邱といえばパルゴンサン(八公山)。そのパルゴンサンの稜線の最東端の峰である冠峰、標高850mのところに、「カッパウィ」がある。
カッパウィの「カッ」は、朝鮮時代のつばの広い帽子、「パウィ」は「岩」。「カッパウィ」とは、帽子をかぶった石仏である。
大邱に住んでいるなら、一度は「カッパウィ」を見に行かなければならない、と、いろいろな方に言われてきた。
とくに、カッパウィは、「受験の神様」として、入試のシーズンになると、全国から訪れる人が絶えないという。名所なのである。
そこで、この機会に「カッパウィ」を見に行くことにする。
天気予報を見ると、木曜の晩から金曜日にかけては雨が降るという。
土曜日はチュソクの本番、日曜日に体力温存、と考えると、カッパウィに行けるのは今日しかない。
朝9時に家を出て、路線バスを乗り継いで(401番バス)、1時間ほどで、カッパウィのふもとに到着する。バス料金は、900ウォン(90円弱)。
そこから、ひたすら登り坂である。
以前なら、すぐにねをあげていたところであるが、8月末の慶州南山登山以来、山登りが、それほど苦にはならなくなってきた。決して、登山にハマったわけではないのだが。
1時間ほどかかって、カッパウィのある峰の頂上に到着した。すでに多くの人びとがお祈りしている。
石仏の頭には、傘のような帽子がかぶさっている。ちょっと見ると、頭の上に皿のようなものがのっていて、それが「カッパ」を連想させるので、「カッパウィ」という語感も、実にしっくりとくるのである。
平日にもかかわらず、実に多くの人が登ってきている。たしかに、登る甲斐のある場所だ、と思う。
登ってきた石段を下り、ふもとで昼食(きのこ鍋)を食べて、再びバスで帰宅。家に着いたのは、午後3時前であった。なんともお手軽な登山である。
天気予報どおり、夜からは雨が降った。
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