大統領と呼ばないで
10月24日(日)
久々に何も予定がない日。
こういう日は、まるで強迫観念のように、映画を見に行く。やるべきことはたくさんあるのだが。
韓国の3人の大統領をめぐる話。といっても、全くの架空の大統領である。
3人の大統領を、イ・スンジェ、チャン・ドンゴン、コ・ドゥシムの3人が演じる。
チャン・ドンゴンは、言わずと知れた、韓国を代表する「男前」スター俳優。語学堂の授業でも、語学の先生が「男前」のたとえとして必ず出すのが、チャン・ドンゴンである。
イ・スンジェは、これまた韓国を代表する「老人」スター俳優。いま韓国のテレビでバンバン流れている保険会社のCMで、毎日のように彼の顔を見る。韓国で知らない人はいないであろう。
コ・ドゥシムは、映画の中で女性大統領をつとめる。
内容は、全くのコメディ映画である。大統領の私生活を、コメディタッチで描いている。
以前、日本のドラマで、田村正和が総理大臣を演じた「総理と呼ばないで」(三谷幸喜脚本)というのがあった。総理大臣の家庭を舞台にしたホームドラマである。このドラマは、放映当時、(おそらくあまりに荒唐無稽にすぎて)視聴率があまりよくなかったのだが、私はけっこう好きだった。この映画は、まさにあのドラマのテイストである。
3人の大統領のエピソードを、やや詰め込みすぎたような印象も受けたが、私は十分に楽しめた。
脇を固める人びともよい。
いつも思うのだが、脇を固める人びとをみると、なぜかかつての日本映画の個性派俳優たちによく似ている人が多いような気がする。
たとえば、この映画でも、コ・ドゥシム演ずる女性大統領の夫役を演じたイム・ハリョンは、どことなく稲葉義男に似ているし、大統領のSP役を演じた人は、左右田一平に似ていた。
だから安心してみられるのかも知れない。
それにしても、チャン・ドンゴンはやはりかっこいいね。できることならなってみたいものだ。もっとも、私はイム・ハリョンの方が圧倒的に近いが。
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- KOC雑感2024(2024.10.19)
- ドリーム(2024.10.01)
- わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!(2024.09.22)
- 団地のふたり(2024.09.16)
- きみの色(2024.09.08)
コメント