趣味活動
11月12日(木)
今日は、「大学修学能力試験」の日である。
「大学修学能力試験」とは、日本の「大学入試センター試験」にあたるものである。この試験の結果如何により、将来が決まるといっても過言ではない。
だから、大学受験生にとっては、もっとも大事な日である。
さて、文法の時間に「○○に支障がある」という表現を学ぶ。
例文に、「学校生活に支障がない趣味活動をしたい」とあった。
「みなさんは、中学校や高校の時にどんな趣味活動をしていましたかー?」と先生。
韓国の高校では、基本的に趣味活動に時間を費やす暇がない、という。授業が朝9時から始まるとして、授業開始前に学校に行って、自習をし、夕方6時に授業が終わると、いったん夕食を済ませ、再び学校に戻り、夜9時、10時頃まで自習をするという。それこそ、「大学修学能力試験」のためである。
だから、いわゆる課外活動をする時間がないのである。
私の場合はどうだったろう、と振り返る。
高校1年の時、吹奏楽部に入って、アルトサックスをはじめた。吹奏楽部には、中学時代からの経験者が多かったが、私は全くの初心者だった。
音の出し方からはじめて、音ののばし方や音階の練習など、ゼロからの出発だった。
練習時間は、午前中に早弁(はやべん)して、お昼休みに1時間練習し、放課後、3時頃から6時頃まで練習する。これを月曜日から金曜日までくり返す。授業が始まる前に、朝練をしたこともあった。
当時、土曜日も午前中に授業があったので(いわゆる半ドン)、午後1時から5時まで、練習する。
結局、週6日、1日4時間以上練習していたことになる。
おかげで、1年くらいで、難解な曲にもチャレンジすることができ、コンクールに出場することもできた。
…と、ここまで思い出して、思わず苦笑する。
なあんだ。いまの韓国語の勉強法と、同じではないか。
1日4時間の勉強を毎日。こういう勉強法は、実は性(しょう)に合っているのかも知れない。
それと、もう一つ気づいたこと。
「楽器の練習と外国語の勉強は、裏切らない」
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