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韓国版「ルパン三世」

12月19日(土)

学会の会場をそそくさと後にした私は、市内で映画を見ることにした。

20091106_1776778 「ホンギルトンの末裔」。

ホンギルトンは、朝鮮時代の小説に出てくるヒーローの名前。盗賊なのだが、欲深い貴族から金品を盗んで懲らしめ、奪った金品を貧しい庶民に分け与えるという、いわゆる義賊である。日本でいうところの、石川五右衛門や鼠小僧次郎吉にあたる。

で、この映画は、その18代あとの子孫が、庶民を苦しめる金持ちから金品を盗んで懲らしめるという現代のお話。

言ってみれば、韓国版「ルパン三世」である。

そう思って映画を見ると、主人公のイ・ボムスは、ルパン三世のような強靱さと滑稽さを兼ね備えたキャラクターを見事に演じているし、彼を追う刑事役のソン・ドンイルは、まぎれもなく「銭形のとっつあん」のキャラクターである。追われる盗賊(イ・ボムス)と、追う刑事(ソン・ドンイル)との間に、奇妙な友情が芽生える、というのも、まさにルパンと銭形との関係だ。

そして、悪役の金持ちを演じるキム・スロは、布袋寅泰にそっくりだ。ま、これはルパン三世とは関係ないが。

痛快アクションコメディとして、十分に楽しめる映画だった。

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