ガソリンスタンドの一夜
こぶぎさんから久しぶりにコメントをいただいた。まだ、飽きられずにいたんだな。
昨日見た映画も、こぶぎさんのコメントにかかわる「笑い」に関する映画である。
1月28日(水)
「ガソリンスタンド襲撃事件2」を鑑賞。「2」というくらいだから、「1」もあったわけだが、「1」は10年前に公開されていたのだという。
たぶん私は、この映画を公平に評価できない。なぜなら、出演しているパク・ヨンギュのファンだから。やはり10年前に韓国で放映されていたシットコム「順風産婦人科」を見て以来、パク・ヨンギュのコミカルな芝居が、けっこう気に入っていた。
その後、パク・ヨンギュは大河ドラマ「海神」などに出演するものの、ほとんどテレビに出なくなった。プライベートで悲しい出来事があり、しばらく芸能活動を休業してのだという。
そしてようやく、復帰したのが、この「ガソリンスタンド襲撃事件2」というわけである。
だから、つい、無条件で応援したくなるのである。
さて、映画の内容をひとことで言えば、
「とあるガソリンスタンドで、ある一夜に起こる大騒動」
という内容。完全な、ドタバタコメディである。お約束の笑いも多い。
「(三谷幸喜監督の)『有頂天ホテル』みたいだね」とは、妻の評。
まったくその通り。ある1つの場所で、一晩のうちに、さまざまな人びとによって、さまざまな事件が起こり、最後に大団円をむかえる、という形式は、まさに「有頂天ホテル」と同じである。
いや、これは、正式には「グランドホテル形式」というらしい。
同一の時間、そして同一の場所に集まった複数の人びとによるさまざまな事件を、同時進行的に描く手法の作品を、こう呼ぶそうである。もともと、1932年のアメリカ映画「グランドホテル」でとられた手法に由来するという。
日本で「グランドホテル形式」の映画、といえば、川島雄三監督の「幕末太陽伝」が有名である。これはおもしろかった。
で、この「ガソリンスタンド襲撃事件2」も、まさにこの「グランドホテル形式」なのである。
10年前の「1」も、やはり同じ形式だったのだろうか。
だとしたら、韓国映画としては、かなり斬新なコメディ映画だったはずである。こぶぎさんが書くように、韓国の笑いは、日本以上に、米国的なのかも知れない。
ナム先生いわく、「1のほうがもっとおもしろかった」。「1」をぜひ見てみたい。
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