ソルラルひきこもり
2月14日(日)
ソルラル(旧正月)の日。
今年のソルラルは、誰からも声がかからず、といって、帰国準備をやる気も起こらず、家で漫然とすごす。
テレビをつけると、ドラマ「勉強の神」の「12話連続放送」をやる、というではないか。
ドラマ「勉強の神」は、いま、韓国で放送中のドラマである。原作は、日本の漫画「ドラゴン桜」。数年前にドラマにもなった。いわば「勉強の神」は、そのリメイク・ドラマである。
そのときの主演は、阿部寛。気のせいかも知れないが、韓国の人たちは、阿部寛が出ているドラマが、けっこう好きなのではないか、と思う。ちょっと前も、同じ放送局で、「結婚できない男」のリメイク・ドラマが放映されていた。
阿部寛は、個人的には、日本でも稀有な俳優なのではないか、と思う。黒澤明監督の「用心棒」とか、「椿三十浪」とかをリメイクするのだとしたら、阿部寛しかいないのではあるまいか。つまり、三船敏郎的な存在感が、彼にはあるのだ。
といっても、私自身、「ドラゴン桜」も「結婚できない男」も、見たことはないのだが。
こちらでは、現在放映中のドラマが、その都度、何度も再放送されるので、放送時間に見ることができなくとも、あとで何度も見ることができる。そうやって「勉強の神」も、リアルタイムではなく、再放送で、何度となく見てきた。
今日は、ソルラルを記念しての、「12話連続放送」なのだろう。つまり、12時間連続で、これまでの放映分を流す、というのである。一度見ているので、見る必要もないのだが、とくにやることもなかったので、漫然と見てすごすことになった。
このドラマが、何度見ても飽きないのは、ひとえに、出演者たちの芝居のうまさによるところが大きい。主演のキム・スロをはじめ、誰もが、適材適所のはまり役で、おそらく日本の「ドラゴン桜」よりも、はるかに安心して見られるのである(「勉強の神」のおかげで、「ドラゴン桜」がこちらでも放送されるようになった。それを1,2回ほど見たが、主演の阿部寛以外は、芝居がどうもねえ、といった感じだった)。
帰国までに、ドラマが最終回を迎えるかどうか、それだけが気がかりである。
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