テンション上がったり下がったり
5月18日(火)
ビックリすることに、先週末の土日にまったく1文も書けなかった「先月末締切」の原稿、この1日でほとんど書けたぞ。
明日くらいに最終的に文章を整えれば送れるかも知れん。
やはり、テンションを上げて、勢いをつけて書くに限るな。
しかしテンションが下がる出来事もあった。
研究室に外線の電話。
外線の電話のほとんどが、「都内のワンルームマンションを買いませんか」という悪質なセールスの電話である。だから、電話が鳴るたびに、反射的に不愉快な気持ちになる。
今日の昼もかかってきた。
案の定、セールスの電話だったので、すぐに電話を切ると、また電話が鳴った。
またかよ、と思ってとると、出版社の方だった。
「原稿の件でお電話しました」
やべっ!やっぱり外線の電話はよくない。
なぜなら、この出版社の仕事、もう4年くらい、締切を守っていないからである。
もう長いこと原稿が書けないので、催促のたびにあれこれと理由をつけて締切を引き延ばしてきた。
数カ月前、「原稿、どうなってますか?」と問い合わせが来たとき、「ちょっと書けないので、テーマを変えます」と返事した。いままではテーマが悪かったから書けなかったが、テーマを変えれば書ける、という言い訳をしたのである。
4年近くも経つというのに、いまになってテーマを変えるのかよ!と、先方は呆れたに違いない。
「じゃあそれでお願いします」と出版社。仕方ないと思ったのだろう。
そして数カ月たった今日、担当者の方から電話がかかってきたのである。
「原稿、どうなってますか?」
ちょっとキレ気味である。
「ええ、まあ…。テーマ、あんな感じで大丈夫ですか?」
「ええ。たしか以前のお話ですと今年の夏ごろにはいただけるということでしたよね」
かなり強い調子で、私に念を押す。
「え、ええ。夏休みに集中して仕上げる、ということになると思います…」
夏休みといっても、やるべき仕事はけっこうあるのだが…。
「というと、8月の終わりくらいにはいただける、ということですね」
もうキレ気味、というより、キレてる、といった方がよい。
「いえ、その…大学の夏休みは9月いっぱいまでありますから…」
私も、子どもみたいな反論をする。
「そうですか…」怒りをおさえている、という感じ。「じゃあ9月末ということでお願いしますよ」
「はい」
ガチャッと電話が切れた。
うーむ。これ以上引きのばしたら、もう仕事が来ないだろうな…。
というより、人としてダメだな。
なんとしてでも夏までにテンションを上げて、書き上げることにしよう。
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