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内弁慶ブルース

6月18日(金)深夜

明日、というか今日の研究会の発表原稿がなんとか完成。

この1年も、こんなことのくりかえしで終わっていくのか、と思うと、暗澹たる気持ちになる。

原稿が終わったばかりで、テンションが変な感じなので、ちょっと思い出したことを書いておこう。

先月、高校時代の1年下の後輩たちと「カレー」をしたときの話。

モリカワさんが自分の家を会場として提供してくれた。

モリカワさんは、私たちの仲間のなかでもいちばん早く結婚したので、高校1年になる息子がいた。

だがこの日、息子の姿が見えない。

「息子さんはどうしたの?」と聞くと、

「パパと高尾山にハイキングに行ったんです」という。

ええぇ!信じられん。高校1年の息子が父親とハイキングに行くなんて。

「うちは親子の仲がいいんですよ。パパの会社と息子の高校の方向が同じだから、毎朝パパの車で通学してますし。私と一緒に買い物だって行くんですから」

ますます信じられん!

自分のことを思い返せば、まったくありえない話である。

私は、中学に入学したころから、長い長い反抗期に入った。小学校の夏休みに恒例行事であった家族旅行が、私の中学入学を機に、パッタリとなくなってしまった。

中学で起こった出来事を、家に帰ってまったく話さなかった。生徒会長になったときも、「3年生を送る会」で芝居の主役をつとめたときも、いっさい何も報告しなかったのである。親は人づてに聞いたらしい。

自分の部屋にも親を入れない。親が入ってこようとすると、「入ってくるんじゃねえよ!」と悪態をつく。つまりは、典型的な内弁慶である。そのくせ、中学校では、生徒会長だなんていってるんだから、なんだかよくわからない。

高校に入学してからも、それは変わらなかった。高校で起こった出来事を、ほとんど何も話さなかった。とうとう母は、「オマエの考えていることがわからない」と、いちど、泣いたことがあった。

高校時代の3年間と、その後の10年間、吹奏楽を続けていたが、両親には「絶対に演奏会を聞きにくるんじゃねえぞ!」と言い続けた。だから、両親は一度も、演奏会を聞きにきたことはなかっただろうと思う。

といって、決して仲が悪いわけではなかったのだが。

要は、一緒に何かをする、とか、情報を共有する、みたいなことが、たまらなくイヤだったのである。

いまから思うと、本当に親に迷惑ばかりかけていたな、と思う。サイテーの息子である。

…で、こんなことを思い出したのは、今日、母から「来週末にさくらんぼ狩りにそちらに行くかも知れない」と連絡があったから。

「こっちも忙しいから、来てもらってもつきあえるかどうかわからんよ」と、つい返答。

相変わらずの内弁慶ぶりである。

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