どんより週末
6月19日(土)
自分の研究発表の内容があまりにヒドいものだったので、軽く死にたい気持ちになる。
まあ、だいたい人前で講義なり研究発表なり講演なりをした後は、決まって軽く死にたくなるくらい落ち込むので、いつものことなのだが。
研究会が終わってから同僚に、「このあと若い同僚2人と、市内のスポーツバーで飲みながらワールドカップを見ようと思うんですが、どうですか?」と誘われる。
パブリックビューイング、というやつか?
だがあいにく、サッカーには全く興味がない。今日、日本戦があることすら知らなかったのである。
それに、心がアレな感じだから、ちょっとそういう気にもなれない。丁重にお断りした。
それで、ビールを買って家でひとりでヤケ酒。テレビをつけたらサッカーの日本戦をやっている。
なんだ。こんなことなら、スポーツバーで酒を飲みながら観戦した方がよかったじゃないか。
サッカーを見るのをやめ、黒澤明監督の「天国と地獄」を見る。
やっぱ、「天国と地獄」は最高だな。映画の面白い要素をすべて詰め込んだような映画だ。
特典映像を見ているうちに、眠りこけてしまった。
6月20日(日)
夕方までまったくやる気が起きず。昨日の憂鬱な気分を引きずっているらしい。
これではマズイ。散歩に出よう、と思い立つ。
いや、せっかくだから、散歩だけではなく、何か気分転換に新しいことをはじめよう。
いま考えているのは、次のふたつ。
1,携帯電話の機種変更。
2.フィットネスクラブへの入会申しこみ。
いまからフィットネスクラブに行くのも面倒だから、とりあえず機種変に行くことにした。
家を出てしばらく歩いていると、反対側から来た車が私の前で少しスピードを落とした。
運転席を見ると、同僚である。助手席に奥さん、後ろの席に子供たちを乗せていた。
軽く会釈した。
家族サービスかあ。そういえば今日は父の日だったかな。
オレ、何やってるんだろう、とまた少し落ち込む。それにしても、散歩していると同僚によく会うなあ。ジャージを着ていなくてよかった。
携帯のアンテナショップに到着。無事、機種変更を終える。店員さんの対応がよかったので、気分もよい。
これで、また気分をリセットできるか?
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