ぐったり週末
7月11日(日)
6月4日(金)〔東京〕、6月12日(土)〔東京〕、6月19日(土)〔勤務地〕、6月26日(土)~27日(日)〔勤務地〕、7月2日(金)〔東京〕、7月3日(土)〔勤務地〕、7月10日(土)〔東京〕、7月11日(日)〔勤務地〕。
これは、6月に入ってから今まで、私が出た研究会や会議の記録。つまり6月に入ってから今まで、週末には何かしらの研究会や会合が入っていた。このうち、自ら研究発表したのは2回。
他の同業者も、こんな日程、あたりまえなのだろうか?うーむ。愚鈍な私にはかなり堪える。毎度ながら、発表するたびに軽く死にたくなるので、参加するだけでもストレスは相当なものである。ああ、ゆっくり休みたい。
唯一の楽しみは、食べることである。
といっても、研究会のあとの懇親会は、いつも食べた気がしない。自分が発表した10日(土)の研究会のあとの懇親会は、とくにそうだった。
7月9日(金)午後、勤務地を出発し、夕方、東京に到着。
この日、妻が飯田橋で打ち合わせがあるということで、飯田橋で待ち合わせることにした。ただし、妻はそのメンバーと夕食を済ませることになっていたので、私もどこかでひとりで夕食をとらなければならなかった。
そこで思いついたのが、水道橋駅と神保町駅の間にある、ライスカレー屋さん。
私が大学生のときから通っているので、かれこれ20年になる。韓国渡航前に、しばらく食べられないだろうと思って食べに行ってから、約1年半ぶりである。
行ってみておどろいた。
繁盛しているのはあいかわらずなのだが、その店の主人が、いまだにかくしゃくとして働いているではないか。
前回、1年半ほど前に行ったときは(数年ぶりだったのだが)、いつも忙しく働いていた主人(おじさん)の姿が見えなかった。
(もうだいぶ歳だったからな。あるいはもう…)
と、実はその時、不吉なことを考えてしまったのである。
だがそんなことは全然なかった。いまだに元気に働いている。
私が20年前に通っていた時点で、けっこうな年齢だったと思うから、今はもう相当な年齢なのだと思うのだが…。
いずれにしても、20年間、変わらず働いている姿を見ると、なんとなく嬉しい。
それでまた思い出した。
数日前、たまたまテレビを見ていたら、ジャズサックス奏者の渡辺貞夫(ナベサダ)が出演していた。
ナベサダは、私の高校時代の憧れの人である。
高校1年の時、六本木のピットイン、というライブハウスに友だちとナベサダのライブを見に行った。
そもそも、ライブハウスに行くのが初めてで、何時頃から並んでいればいいのかもよくわからない。わからないので、少し早めに行って、ライブハウスの入口で待っていた。だが時間が早すぎたのか、並んでいる客なんてほかに誰もいない。
すると、私たちの目の前を颯爽と通りすぎてライブハウスに入っていく人がいた。
われらがナベサダである!
私たちはナベサダよりも先にライブハウス入りしていたらしい。
そしてその時、すぐ目の前を颯爽と通りすぎるナベサダを見て、「かっこええぇぇ!あんなオッサンになりてえ!」と心底思ったのだった。
だが、どこをどう間違ったのか、今や私は、ナベサダとは似ても似つかぬオッサンになってしまった。
そんなことを思いながらテレビを見ていると、最後にナベサダの生演奏が始まった。
ナベサダの音楽にはじめて触れたのが、高校1年の時だから、かれこれもう25年になる。久しぶりに聞くナベサダの演奏は、全然衰えていなかった!
あいかわらずかっこええぇぇぇ!
いまは、「あんなジジイになりてえ!」と思うことしきりである。
だが、こんなぐったりした調子だと、やっぱり無理だろうな。
| 固定リンク
コメント