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大雨のソウルより1 携帯電話

8月23日から1週間、ソウルに滞在した。この間、毎日、スコールのような大雨に悩まされた。

1週間、実にさまざまな出来事があった。そのすべての出来事を列記しても、退屈きわまりないだろう。いや、そもそもこれから書くことも、第三者が読めば退屈きわまりない文章である。

今回の旅で実感したこと、それは、月並みだが「人生、悪いこともあればいいこともある」ということだ。

今回の旅でまずしなければならなかったことは、妻が韓国で使っていた携帯電話を、再び使えるようにすることだった。

妻が韓国で使っていた携帯電話をめぐるトラブルについては、すでにこの日記に書いた

到着後、妻が携帯電話会社に電話をして、使えるようにしてもらおうと聞いてみると「できません」とあっけない返事。在留期間が過ぎてしまったので、契約を一方的に打ち切った、というのである。

どういうこっちゃ?在留期間を過ぎても使えるようにと、わざわざ銀行口座からの引き落としという面倒な手続きをしてまで契約したというのに、これではまったく意味がないではないか!

妻も必死に食い下がるが、なしのつぶてである。妻の怒りはおさまらなかった。

しかし、である。

今度は、私が韓国で使っていたプリペイド式の携帯電話が、使えるようになった。

プリペイド式の携帯電話は、3ヵ月以上使用していないと使えなくなる、と言われていたので、あきらめていた。しかしある人から、「中国では、3ヶ月を過ぎても、新たにお金をチャージすれば使えるようになるよ。韓国でもできるんじゃない?」という話を聞き、ダメもとで携帯電話のお店で聞くことにした。

すると「できますよ」という。

かくして、私の携帯電話が復活した。

あてにしていた妻の携帯電話の契約が打ち切られ、あきらめていた私の携帯電話が使えるようになったのだから、まったく、世の中とはよくわからない。

人生、悪いこともあればいいこともある。-このささいな出来事が、そのはじまりであった。

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