足痛の理由
9月6日(月)
午前中、病院に行く。木曜日に受けた血液検査の結果を聞きに行くためである。
「不思議ですねえ」血液検査の結果を見ながら、先生が首をかしげた。
「数値が高くないんです」
足の痛みの原因だと思われていた○○の値が、ふつうだ、というのである。
「そればかりじゃありません」先生が続けた。
「肝臓の数値も、コレステロールの数値も、いたってふつうです。これでは、健康そのものです」
私は、先生が持っていた、血液検査の結果の紙をのぞきこんだ。
そこには、過去にその病院で検査した結果もならべてある。
見ると、たしかに前回はかったときよりも、すべての数値が下がっていて、正常の範囲内になっているのである。
というより、これまでの数値が異常であった。
これまで家族にも内緒にしていたのだが、もうずっと以前から、血液検査をするたびに、肝臓の数値や、コレステロールの数値が、ビックリするくらい高かったのだ。今までよくそれで生きていたな、というくらいの数値である。
そのことを誰にも言えず、私自身も、最近は見て見ぬふりしていたのだ。
だが、今回は、ビックリするくらい数値が下がっている。いったいこれはどういうわけだろう?
前回、この病院で血液検査をしたのが、韓国渡航前である。もう2年以上も前のことだ。
では、韓国留学を境に、健康になったのか?
いや、帰国したあと、5月だったか6月だったかに職場の定期健康診断で血液検査をした。たしかそのときの結果は、やはり数値が高かったと思う。「…思う」と書いたのは、結果がきても、見て見ぬふりをしていたためである。
ということは…?
7月からはじめた、スポーツクラブだ!
スポーツクラブに通って運動していたことは、やはり効果があったのだ!
しかし、ここで新たな謎がうかびあがる。
まずひとつは、私の体重が、スポーツクラブに通って以降、減るどころか、どんどん増えていっているのである。「シェイプアップコース」のトレーニングをしているというのに、どういうわけだろう?それに、体重が増えているにもかかわらず、あらゆる数値が下がっているのは、なぜだろう?
そしてもうひとつ、こちらの方が大きな問題なのだが、すべての数値が正常であるにもかかわらず、左足に激痛が走ったのはなぜだろう?
「炎症を示す数値だけが高いんです」と先生は続けた。
「○○の値が高くないんで、いままでのお薬を出さなくても大丈夫かな、とも思うんですけど、どうしますか?」
「不安なので、薬を出してください」
「わかりました」
数値が下がったのは喜ばしいことだが、かえって足が痛くなった理由が不明になってしまったのが不安である。やはりストレスか?
ここ最近の出来事をふりかえってみよう。韓国からの帰国直後の30日(月)に痛くなったのだから、韓国での出来事がストレスになった可能性は十分に考えられる。
それに加え、9月3日(金)、4日(土)には、気が重い学会がひかえていた。べつに私が発表するわけではなかったが、なんとなく、学会の雰囲気になじめず、参加するのがイヤだったのである。そのことがストレスとなったのではないだろうか。
4日、学会が終わってから、これまでのストレスをいったんリセットしようと、温泉に泊まった。これはよかった。
そして翌5日(日)、地元にもどり、ささやかな集まりで2時間ほど話をし、終わってから、仲間たちとささやかな打ち上げ。これもよかった。
ということは、ストレスのピークはやはり、韓国から帰国する前後の、約1週間ほどだった、ということになる。
ストレスのピークはいったん去り、足の痛みも感じなくなったのであった。
さて、6日夜。
スポーツクラブの効果がこれで証明されたのだから、スポーツクラブに行こう!と思い立つ。2週間ぶりである。病み上がりなので無理はしたくないのだが、今日行っておかないと、またしばらく行けなくなる。
なぜなら、8日早朝にはまた韓国へ出発しなければならないからである。そのため翌7日には地元を出て、東京に行かなくてはならない。
2時間ほど、汗を流す。
さて今回は、12日までの、仕事の予定がつまった旅である。またストレスをためて帰ってくるのだろうな。やはり左足が痛くなるのだろうか。
どうかこの日記が「左足闘病日記」になりませんように。
| 固定リンク
「心と体」カテゴリの記事
- 現代藪医者考(2025.01.15)
- インフルエンザだった!(2024.12.23)
- 職場復帰したはいいものの(2024.12.21)
- 耳栓・最終回(2024.12.14)
- 耳栓·その4(2024.12.06)
コメント