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ビバ!OB楽団その3 第2部

10月10日(日)

午後2時53分、第2部開演。

第2部の曲目は次の通り。

1.宇宙戦艦ヤマト

2.スーパーマリオブラザース

3.時代劇メドレー(水戸黄門、銭形平次、大江戸捜査網、大岡越前、暴れん坊将軍)

4,企画コーナー

5,天空の城ラピュタ

6,となりのトトロ

やってみたいな、と思っていたことがあった。

それは、1曲目の「宇宙戦艦ヤマト」の曲がはじまる前、舞台袖の影マイクで、ナレーションを入れることである。

「宇宙戦艦ヤマト」の映画を見た人なら知っていることだが、映画のオープニングに、「無限に広がる大宇宙…」ではじまる、ナレーションが入る。2作目の「さらば宇宙戦艦ヤマト」では、そのナレーションを広川太一郎がやっていた。

そのナレーションを、私もやってみたい、と思ったのである。

なんと無謀な試みか。

「無限に広がる大宇宙…」ではじまるナレーションがひとしきり終わった後、それまで暗かった舞台の照明が明るくなり、「宇宙戦艦ヤマト」の勇ましい音楽がはじまる、という演出である。

うまくいけばかっこいいかも知れないが、最大の問題は、私は広川太一郎ではない、ということである。

リハーサルでやってみたが、どうもヘンな感じである。

指揮者のミツゾノ君(弟)が言う。

「ナレーションの最後に、『ヤマト、発進!』と入れてくれませんか。そうすれば、曲の始まりのきっかけにもなりますので」

ということで、本来のナレーションにはない「ヤマト、発進!」というかけ声を最後に入れることになった。こうなったらもう、恥ずかしいなんて言ってられない。

本番のできばえはどうだったのか、自分ではよくわからない。なにしろ本人は、すっかり広川太一郎の気分でいたのだから。

とにかく、これで無事、ヤマトも「発進」して、第2部がはじまった。

さて、4曲目に「企画コーナー」がある。

これは、演奏する曲を、会場のお客さんに決めていただく、という企画である。今回の演奏会の目玉企画だという。

具体的には、用意した3曲のうち、聞きたいと思う曲を2曲、会場のお客さんの拍手で決めるというものである。もちろん、3曲とも本番にそなえて練習しているのだが、このうち、本番で披露できるのは、2曲。あとの1曲は、お蔵入りになる、ということになる。

「その企画、いったい誰が得するの?」

以前、この話を妻にしたところ、妻が発した言葉である。

たしかにそうだ。演奏する側にしてみたら、3曲ぜんぶ聞いてもらいたいし、聞く側にしても、3曲とも聞きたいと思うのが人情である。つまり、誰もトクをしないのである。

その言葉を、本番でも使わせてもらおう、と思っていた。

しかし、である。

この言葉は、企画自体を否定しかねないような言葉である。司会が言っていいことなのかどうか、ギリギリのような気がした。

そんなときは、お客さんの反応を見る。お客さんの反応(食いつき)がよい場合は、多少のことを言っても大丈夫だし、そうでない場合は、やめておいた方がよい。

この言葉を言うか言うまいかは、お客さんの反応を見て決めることにした。

見たところ、お客さんの反応がけっこうよい。私はひととおり企画の趣旨を説明したあと、言った。

「冷静に考えたら、これ、いったい誰がトクする企画なんでしょう?」

舞台上も客席も、反応はまずまずだったように思う。

あとは、候補となる3曲の紹介と、拍手をもらって2曲を決めるまでの段取り。ま、このあたりの演出と「客いじり」は、自慢じゃないがお手のものだ(また自画自賛かよ!)。やっている私が、おそらくいちばん楽しんだろう。

結局、「シンクロBON-BA-YE」「ヒーロー」「踊る大捜査線」の3曲のうち、もらった拍手の大きさはほぼ同じだった(若干「踊る」の拍手が大きかった)。最終的には、私の独断と偏見で、「シンクロ」と「踊る」の2曲に決めた。理由は、「私が聞きたかったから」。

かくして、企画コーナーも盛りあがり、第2部も終わりが見えてきた。

最後の曲「トトロ」が終わり、演奏者全員が立ち上がると、アンコールの拍手がはじまった。(つづく)

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