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Back to 80年代

ドキュメント「キョスニムと呼ばないで!」に使用していた音楽がとてもよかったので、曲名が知りたい、と言ったところ、4年生のSさんが、さっそく使用した音楽のリストを作ってきてくれた。

さすが、仕事が早い。

というか、私のちょっとした発言とかが、4年生の間にたちまち広まっているようで、最近、ちょっとコワい。発言には気をつけないといけない。

それはともかく、私がいちばん気に入った曲が、中川翔子の「空色デイズ」だということがわかり、ビックリした。

テレビで見るイメージとは違い、ちゃんと歌っているではないか。声もすばらしい。

まさに「ちゃんと歌っている」という表現がふさわしい。

もっと評価してしかるべき歌手ではないか。

というようなことを、研究室に来たある学生に言ったところ、それがまたすぐにSさんの耳に入り、中川翔子のCDを貸してくれた。

この情報網の速さは、やっぱりちょっとコワい。

それはともかく、その時のSさんの説明を聞いて、納得したことがあった。

「中川翔子は、松田聖子にすごく憧れているんです。なので、80年代のアイドルの歌に対する思い入れが強いんです。楽曲も、80年代を意識したつくりになっているそうです。私は生まれていなかったんで、わからないんですけど」

なるほど。だから、私の心をガッチリとわしづかみにしたのか。

80年代は、私が、中学生、高校生だった時代である。このときに聴いた音楽が、私のその後の音楽人生を決定づけているのだ。

80年代の坂本龍一は神がかっていたし、80年代の渡辺貞夫は、最も脂の乗っていた時期だった。いまもこの2人の曲は、80年代のものしか聴かない。

80年代といえば、最近、ふと思い出し、映画「コミック雑誌なんかいらない!」(1986年)を見かえした。

内田裕也主演、滝田洋二郎監督の映画。私にとっては、「おくりびと」の滝田監督ではなく、「コミック雑誌なんかいらない!」の滝田監督なのである。

この映画では、内田裕也扮する芸能レポーターが、芸能人や有名人に「突撃レポート」をする、という設定で、80年代に起こった事件や有名人が、虚実入り乱れてスクリーンに登場する。

80年代の世相をあますところなく映し出した映画である。

その中に、内田裕也扮する芸能レポーターが、当時一世を風靡していた女性アイドルグループ「おニャン子クラブ」に取材に行く、というシーンがある。

内田裕也が「おニャン子クラブ」にマイクを向けてインタビューしている姿が、なんともシュールで面白いのだが、あらためて見て、なによりもビックリしたことがあった。

「おニャン子クラブ」が、ビックリするくらい、歌と踊りがヘタなのだ。いや、ヘタというレベルではない。ドベタである。

ま、いちおう「ド素人」をウリにしていたので仕方がないんだろうが、それにしても、あんなレベルでテレビに出るのは失礼ではないか!というくらい、ヘタである。

なんでみんな、あんなのにダマされていたんだろう?

あれでは、「少女時代」に失礼ではないか!

と、怒りがこみ上げてきた。

80年代のアイドルに憧れている中川翔子は、たぶん、80年代のアイドル以上に、歌が上手いし、ちゃんと歌っている。

そういえば、「少女時代」の楽曲も、80年代っぽい。しかも歌や踊りのレベルの高さは言うまでもない。

だから、アジョッシ(おじさん)の心をガッチリとわしづかみにしてやまないのだ。

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