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仰天提案、決着!

2月14日(月)

3月に結婚式をする予定の、高校時代の1つ下の後輩、オオキからメールが来た。

「ブログ見ました」

え!?オオキがこのブログを見ているとは思わなかった。

昨年10月、高校のOB の演奏会で司会をしたときのことである。1年後輩のオオキとフジイさんが演奏を聴きに来ていた。そのときに、実は私たち3月に結婚式をあげることになりました、という報告を受けたのである。

そしてひとしきり雑談をしている中で、「先輩のブログ、読んでみたんですけど、あまりに長すぎて読む気が失せました」と、ご両人が口をそろえて言っていた。

だからてっきり、読んでいないものだと思っていたのだ。それをいいことに私は、高校時代の親友・コバヤシとのここ最近のやりとりを、書きたい放題書いていたのだ。

それもこれも、全部ご両人につつぬけになってしまったわけである。メールは次のように続いていた。

「そんなに期待しているとは・・・と二人で話しあって、2次会では申しわけないので披露宴でスピーチしていただこう、と意見が一致しました。その方が、皆さんちゃんと聞いてくれますしね。昨日、司会者との打合せで、両先輩が漫才をしてくれるということで、既に話をしてしまいましたので、よろしくお願いします」

うーむ。ご両人が私のブログを読んで「どん引き」していた様子が目に浮かぶなあ…。

それからほどなくして、今度はコバヤシから、オオキに対する返事のメールが来た。

「メンドウな先輩たちですいません。何せ、いつものことながらあいつ(私のこと)が曖昧な態度をとるので、最初から言ってしまえと、スピーチを提案してしまいました。またあいつがグチグチ私に言うことでしょう。それはさておき二次会に参加します。あいつもきっと行きます。ということで、気をつかわせてしまってまことに申し訳ありませんがよろしくお願いします」

ムムムッ!これでは、私が完全にワルモノではないか!まるで「厄介で手に負えない私の性格に、コバヤシがほとほと手を焼いている」とアピールしているようなものである。これでは旗色が悪い。私は怒りにまかせて、二人に返事のメールを書いた。

「ああ、グチグチ言いますとも!これではまるで、私が圧力をかけてスピーチをごり押ししたような流れではないですか!というか、まさかオオキがブログを読んでいたとは思わなかった。前に会ったとき「先輩のブログは長すぎて読む気が失せます」って言ってたよね。それをいいことに、書きたい放題書いていたこっちにも責任はあるのですが…。ということで、私も「主義」を曲げて2次会に出ることにします。よろしくお願い申し上げます」

「いつまでも根に持って未練がましい」「責任のがれをする」「恩着せがましい」といった性格がうかがえるような、最悪の返事である。やはり厄介なのは、コバヤシではなく、私の方なのか?

とにかく、コバヤシの「余計なお世話」からはじまった仰天提案は、一転、採用されてしまったのである。

ああ、しかもこのブログでこれだけ煽ってしまっただけに、これで寒いスピーチだったら、目も当てられないなあ。いまから憂鬱である。休んじゃおうかな。

翌日、オオキからメールが来た。

「相変わらずブログは長すぎて、読む気がしませんが、でもこの件は、どうブログになるのか、楽しみでもあります」

昔から私のことをよくおちょくってたよな!オオキっ!

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