いつも心に「天然ボケ」を
3月14日(月)
学生のメールの中に、「電話とメールはダメでも、Webは大丈夫だった。とくにツイッターとミクシーの存在は大きかった」とあった。
地震直後から、ブログの更新をひかえようかと思っていたが、これを読んで、むしろ更新した方がよいのではないかと思うようになった。私もいよいよツイッターをはじめようか、とも思ったのだが、いまからはじめる余裕はない。
それに、こういうときこそ、心のゆとりが大事ではないだろうか。不安と緊張ばかり強いられるのは、決してよいことではない。
ということで、これからどんどん更新していくことにする(といっても、有益な情報は何ひとつ書けないので、不謹慎だと怒られたらやめます)。
朝9時、職場に到着。まず散乱した研究室の本を片付ける。
11時から、臨時の会議が開かれた。今後の対応の検討。それを受けて、学生の安否確認をはじめる。
本来なら、個人的にもっと早くはじめればよかったのかもしれないが、まずは家族の間での安否確認が最優先だと思っていたので、控えていた。
安堵、不安、喜び、心配、笑い、涙…。1日のうちに、これほどさまざまな思いが交錯したことはない。
だがこういうときこそ、笑える力が必要だ、とも思う。
夕方、4年生のNさんから無事を伝えるメールが来た。Nさんは、学生の間では、いわゆる「天然」として有名である。
以下、Nさんと私とのメールのやりとりをそのまま掲げる(一部改変、顔文字は省略)。
N「地震のあとも元気に過ごしています。私たちを心配してくださってありがとうございます。先生はけがとか具合は大丈夫ですか?」
私「連絡ありがとう。私は全く大丈夫です」
N「よかったです。揺れが大きかったので、本棚が倒れて先生が本につぶされるのでは……とみんなで心配していました」
私「そうか。みんな私が研究室にいたと思っていたんですね。地震当時はY駅にいました」
N「駅だったんですか!じゃあ、どこかに向かうところで地震が来たってこと…なんですか?」
私「東京です。新幹線に乗る20分前に地震にあいました」
N「えーーーーー!先生、新幹線に乗ってる途中じゃなくてよかったですね… というか東京ですか!ということは、どうやってこちらに帰ってきたんですか??」
私「だからY駅にいたんですってば!」
N「ああ~。なるほど!あほでスミマセン(笑)。 じゃあ東京での予定はだめだったんですね」
このあと、私はバカバカしくなって返事を出すのをやめた。
いつも心に「天然ボケ」を。
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