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すっかりその気で

5月20日(金)

「ここ1,2週間、咳が止まんなくってね。…たぶん、死期が近いんだと思うんだけど」

アサイチの授業で開口一番、そう言うと、学生たちはゲラゲラ笑った。

授業の最後に集める出席カードの裏に、「本日の講義は非常に楽しかった。脱線して興味を引く話をもっとしてもらっていいのではないでしょうか」と、書いてくれた受講生がいた。

たぶん、昨日聞いた落語が、アサイチの授業に影響したのだろう。まったく、影響を受けやすい自分自身の性格には呆れてしまう。

「『丙午(ひのえうま)の女は夫を食い殺す』、…なんて申しましてね」

授業中、干支(えと)の説明のところで、ふと口をついて出た。これは、ご存じ、映画『男はつらいよ』の寅さんの口上からの抜粋である。

もちろんこれ自体はまったくの迷信である。丙(火の兄)と午は、火性が重なり、その年に生まれた人は気性が激しい、などと言われるようになった。

だからこの年は、出生数が他の年に比べて格段に少ない。私の2学年上が1966年の丙午の年に生まれた人たちだったが、他の学年に比べて1クラス少なかったことをよく覚えている。この迷信は、つい最近まで真に受けられてきたのだ。そういえば、この年に生まれた人は、私の周りにあんまりいないような気がする。

そこから、ひとしきり干支にまつわるエピソードなど。ま、こんなムダ話が、ウケたのかも知れない。

しかし根がマジメなためか、あんまりムダ話をするタイプではない。もちろん、その衝動はあるのだが、いちど堰を切ると、とめどもなく話が脱線してしまいそうな気がするので、自分をおさえているのである。他の同僚は、授業でどのくらい話が脱線したりするんだろう。

落語と寅さんで思い出した。昨日の歌丸師匠の落語会で、恥ずかしながら「左甚五郎・竹の水仙」を初めて聞いたが、この話って、シリーズ最高傑作の呼び声が高い「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」の中に上手く取り入れられているなあ、ということに気づいた。落語に造詣の深い山田洋次監督ならではの、落語へのオマージュだと思う。

うーむ。まだまだ勉強が足りないなあ。

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