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放課後の音楽

6月30日(木)

今月は、週に3日くらいスポーツジムに通ったし、週2日のボランティア、週末は研究会と、ズボラで怠惰な私としては、めずらしくやる気を出した1カ月だった。

あとは、本業の原稿が書ければ言うことないのだが。ま、これは来月がんばることにしよう。

さて今回は、「80年代思春期」限定の、まったくわからない話を書く。

私が中学生から高校生にかけてのころ、NHKの教育テレビで、土曜の夜に「YOU」という番組をやっていた。司会が糸井重里さんで、スタジオの若者たちとトークをする、という内容である。

その前に、教育テレビでは、「若い広場」という若者向けの番組をやっていたのだが、これが、およそ若くない感じの番組だったと記憶する。そもそも「若い広場」というタイトルが、若い感じがしない。

で、この「若い広場」の後継番組として登場した「YOU」は、当時としてはおよそNHKらしくない番組で、私にとってはかなり衝撃だった。

なんたって、司会が糸井重里、オープニングとエンディングのテーマ曲が坂本龍一、さらにオープニングの坂本龍一の曲が流れる間、画面には大友克洋のイラストが次々と映し出されるんだもんね。

80年代を象徴するような番組である。

私は番組をそれほど熱心に見ていたわけではなかったが、YMOのファンだったので、坂本龍一のオープニングとエンディングの曲が好きで、それを聴きたくて見ていたようなものだった。

とくに好きなのは、エンディング曲である。

番組が終わる時に流れるその曲は、授業が終わり、生徒ひとりひとりが教室をあとにしていくような感じの、ちょっと余韻が残るような曲だった。

うまく説明できないが、「放課後の教室」を感じさせるような曲だったのである。

「YOU」という番組自体が、言ってみれば糸井重里さんを先生として、そこに生徒たちが集まってくるといった感じの番組だったから、そのエンディング曲はまさにピッタリの雰囲気だったのである。

さてそれから20年ほどたった21世紀、このエンディング曲がCDになったおかげで、ふたたび聴くことができるようになった。

韓国の語学学校で勉強していた1年間、1日4時間の授業を受けていたが、授業が終わると、

「アンニョンヒカセヨ(さようなら)」

と挨拶しながら、若い学生たちひとりひとりが教室を飛び出していく。その姿を見ながら、私の脳内に流れていた曲は、この「YOU」のエンディング曲だった。

だからこの曲を聴くと、なぜか韓国の語学学校で勉強していたときのことを思い出す。

そして今も聴いている。

スポーツジムでひととおり運動が終わったあと、私はiPodに入れているこの曲を聴きながら、クールダウンするのである。

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