節電川柳解説
7月29日(金)
こぶぎさんから、久しぶりにコメントをもらった。
あんなに長いコメントを書くんなら、自分のブログに書きゃいいのに、と思うのだが、どうもここのコメント欄の方が、筆が進むらしい。さながら他人のコメント欄を使った「やどかりブログ」ともいうべきものである。
その中にある「節電川柳」に興味を持ち、調べてみると、県主催の「節電川柳コンクール」のようで、入選作品は、こぶぎさんのものもふくめ、なかなかユルい感じのものばかりである。
そこで私も「節電川柳」なるものに挑戦することにした。といっても私はそもそもが無粋な人間なので、川柳だの俳句だのといったものを作ったことがない。すでにコメント欄に載せているが、あらためて解説を書くことにする。
「汗だくで ナイフとフォークで ハンバーグ」 鬼瓦
これは私の実体験である。節電のレストランで、小太りのオッサンが汗だくでナイフとフォークを使ってハンバーグを食べている絵は、まわりから見たら滑稽なのではないか、と想像する。
「冷タオル 首に巻いたら 汗疹(あせも)でき 」 鬼瓦
これも私の実体験である。水に濡らすだけでヒンヤリするタオル、というのを買って首に巻いていたら、汗がたまって汗疹ができた、という話。
「私見て 溺れたのかと 妻が聞く」 鬼瓦
これまた私の実体験である。大汗をかいて外から戻ってきたら、「どこかで水に溺れたの?」と妻に聞かれた。「外は大雨だったの?」と聞かれたこともある。
だからここは、
「我を見て 外は雨かと 妻が問い」 鬼瓦
とすると、ちょっと粋な感じになるかも知れぬ。
ん?ここまでは、「節電川柳」というよりも、「汗川柳」といった方がいいのか。
「節電で あおぐ団扇に 髑髏の絵」 鬼瓦
これは実体験ではないが、節電のせいで職場でも団扇(うちわ)を使う人が増えているのを見て、その絵柄に髑髏(どくろ)の絵が書かれていたら面白いだろうなあ、と想像したのがこの句である。
「節電で」の部分を、「会議中」「授業中」「教授会」などと置きかえてもよい。
「本当に 節約すべきは 天下り」 鬼瓦
これは歌丸師匠が好きそうな政治風刺川柳。笑点だったら座布団1枚もらえるかも知れぬ。
ここまでくると、もう「節電川柳」だかなんだかわからない。次の句なんて、「野菜川柳」というジャンルだもんね。
「野菜カレー デブには御法度 食べ過ぎる」 鬼瓦
これは、私のような太った人間が、野菜をたくさんとろうと思って野菜カレーを作ったら、かえって食べすぎてしまって太るからやめた方がいい、という意味。野菜を使ってカレーを作ろうとするこぶぎさんへの警鐘の意味もある。
「台風も よけて過ぎ去る 暑さかな」 鬼瓦
最後は俳句っぽく作ってみたが、今年の台風6号が大幅に進路を変えて、日本列島から離れていったさまを詠んだつもり。これだと「過ぎ去る」が「台風」ではなく「夏」にかかると思われる可能性もある。「台風も よけるくらいの 暑さかな」の方がわかりやすいかも知れない。いずれにしても、たいした句ではない。
…いかん!こんなくだらないことを考えている暇はないのだ!
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コメント
「いやー。他所様のブログは筆が進みますなあ」
「だから、鬼瓦さんから、やんわりたしなめられてるっちゅーのに」
「やはり誰かに伝えたい、ウケたい、という具体的な相手を想像しながら書かないとダメなんですよ。自分のブログは「のれんに腕押し」といった感じで、人のいない荒野に向かってトラメガ持って叫んでいるようなものですからね」
「大体、気がつくと、ご自分のブログには少女時代ネタしか書いていませんしね」
「おかげでアクセス数は急増しましたけど、でも一見さんばかりだし、コメントもつかない」
「それって、例えばコメント欄を承認制にしておきながら、昨日初めて管理画面で操作しないと公開されないことに気づいて、慌てて3月に頂いた鬼瓦コメントをこっそり公開したとか、そんなことじゃないんですか」
「(えぐぐぐ)」
「あと、「のれんに腕押し」とかおっしゃいましたけど、ご自身でもお忘れかと思いますが、ミクシィのブログ更新が面倒くさいという理由で、あんたのメインブログをそのままミクシィのブログとして表示する設定にしてたでしょう」
「ええ、まあ」
「だから、編入学コミュに来るような真面目な学生さんや卒業生も含め、多くのマイミクの皆さんに向けて、あんたが書いたパボブログの新着記事通知がその都度配信されているんですよ」
「(がびーん) や、やはり、こちらのコメント欄でノビノビさせて頂いて、自分のブログには「吹きだまり」のコメント欄リンクだけを貼るというのはどうでしょうか」
「パラサイト・イブかよ」
「だってほら、上の本文記事を見て下さいよ。さすが、打てば響くの吹きだまり、さっそく川柳ブームになっているし」
「そういえば、昨日の晩飯の席でも、にわか川柳師が増えたこと、増えたこと」
「しかし、ひんやりタオルが汗疹になるとは盲点でした。僕も、ドラッグストアで箱に手をかける所まで行きましたからね。買わないでよかった(注:効能には個人差があります)」
「むしろ、暑くて頭がボーッとしている時の方が、ダメ川柳が脳内から溢れて来るんじゃないですか。それで暑さを多少しのげるのなら、あながち川柳主催者の狙いも間違いではなかったかも」
「その優等生コメントには、もしかしたら、上の本文記事で節電川柳とはっきり決め打ちされて、まだ賞品が届いていないものだから、関係者に読まれた場合を想定して、少し点数稼ぎしておきたいという意図がありませんか」
「(の、占術師あにゃ)いやいや、では嫌な汗も出てきたところで、最後に汗かき川柳への返句を一つ」
締め切り前 日数数えて 汗が引く
「現実を直視させんな(ねりちゃぎ)」
投稿: こぶぎ | 2011年7月30日 (土) 14時03分
〔非節電川柳〕
「この川柳 クーラーつけて 書いてます」 鬼瓦
投稿: onigawaragonzou | 2011年7月30日 (土) 22時25分
拝啓 本事業を担当しておりますこぶぎと申します。
さて、厳正な審査の結果、鬼瓦様からご応募頂きました「この川柳 クーラーつけて 書いてます」が、本年度の「非節電川柳大賞」に選ばれました。おめでとうございました。
つきましては、2点ほどお願いがございます。
まず、この作品を新聞等に掲載する際に、ご本名と年齢、現在の体重を公開してもよろしいでしょうか。大変恐縮ですが、折り返し「うまい川柳」で可否をご連絡頂きたく思います(非公開を求められた場合でも、川柳の出来次第で強制公開となる場合がございますので、予めお含み頂ければと思います)。
次に、大賞賞品の「ひんやりタオル」1年分でございますが、昨今の電力事情もあって品薄となっておりまして、お届けが早くて今秋11月以降となる見通しとなっております。鬼瓦様には誠に申し訳ありませんが、今しばらくお待ち頂きたく思います。
最後になりましたが、今後とも本事業にご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 かしこ
投稿: こぶぎ | 2011年7月31日 (日) 05時41分
「体重が 妻に知れたら 叱られる」 鬼瓦
投稿: onigawaragonzou | 2011年7月31日 (日) 22時38分
担当者 「なお、入賞者名と川柳については、お手元の資料をご覧下さい。以上です」
司会 「では、質問のある方は挙手の上、ご所属とお名前をおっしゃってからご発言願います」
記者A 「夕日新聞の山田です。資料に「非節電特別賞」とありますが、これはどういったものでしょうか」
担当者 「「非節電特別賞」とは、実名が強制公開となった入賞者に対して、急遽設けられました賞でありまして、厳正なる審査の結果、鬼瓦こと○○様(XX歳、体重 ## kg)が授賞されたということでございます」
記者B 「うりうり新聞の佐藤です。当方の取材によりますと、実体重を新聞・テレビ等で強制公開した直後に、とある入賞者のご家族から「うちの夫がそんなに太っているはずがない、もし事実であれば毎月お小遣いとは別に出しているスポーツジムの月会費はどこに消えているのか」という猛烈な抗議があったようなのですが、これは事実なのでしょうか」
担当者 「その件に関しましては、個人情報保護の観点からノーコメントとさせて頂きます」
記者C 「MHKの鈴木です。こちらの取材でも、その入賞者本人から「せっかく市内南部の大型スーパーのフードコートに、気のいいアジュモニが作っている、おいしい韓国家庭料理の店を見つけたのに、試食のチヂミ一切れさえ食べると怒られる。何か賞でも貰って妻を懐柔しなければ、明日にも自分一人だけで四国巡礼の旅に出されてしまう」という話があったと聞いております。
これでは「やらせ授賞」ということになりませんか」
担当者 「具体的な内容については申し述べられませんが、当方と致しましても、各方面に対して誠実に対応させて頂いた結果として、新たに授賞を行うに至ったと考えております」
記者D 「がたがた新聞のこぶぎです。この方は既に「ひんやりタオル」1年分を受け取られることになっていますが、この非節電特別賞に対しても、何か賞品があるのですか」
担当者 「ええ、ございます。賞品の方は「ミスト扇風機」とさせて頂きました。これは扇風機の前に水を霧状に噴霧いたしまして、気化熱を用いて冷却するもので、節電効果も優れております。
ただし、昨今の電力事情もありまして、国内では品薄となっており、当初は今秋11月以降の発送という見通しでございました。
ところが、受賞者の奥様からご推薦を頂きまして、急遽ベトナムより輸入した「Doku Kiri 1号」という製品を、昨日、無事発送したところでございます」
(おことわり)
この記者会見は、韓国家庭料理店のビビン冷麺とスンデが本当に安くておいしかったということを除いてフィクションであり、登場人物、団体名等は全て架空のものです
投稿: こぶぎ | 2011年8月 1日 (月) 04時40分
〔汗かき川柳〕
「冷タオル 秋に使うに ちょうどよい」 鬼瓦
〔韓国語汗かき川柳〕
냉 수건 가을에 쓰는게 참 좋다
(ネンスゴン カウレスヌンゲ チャムチョッタ)
ついでにもう一句
나를 보고 비가 왔니?라고 아내 묻고
(ナルルボゴ ピガワンニ?ラゴ アネムッコ)
(「我を見て 外は雨かと 妻が問い」の韓国語訳です)
投稿: onigawaragonzou | 2011年8月 1日 (月) 08時45分
[ネットニュース]
<日本人のハングル一行詩をネチズンが絶賛>
最近、ある日本人が韓国語でネット上に公開した一行詩に、ネチズンの関心が集まっている。
大邱広域市で語学教師をしている某女史は最近、自らのブログに次のような文章を掲載した。
「自分とは10歳も年上の日本人留学生をかつて教えたことがあった。その人格に惹かれて、帰国後もその元留学生が書くブログをずっと読んでいた。
最近、日本語の文章の中にハングルで書かれた一行詩を見つけ、深い感銘を受けた。それは「自分を見て「雨が降ってきたの?」と妻が訊いた」というもので、一刻も早く妻に会いたいために、雨の中を傘もささずに家路を急ぐ夫と、それを温かく出迎えた妻の二つの愛情が描かれたものだった。
この一行詩は日本で「生き生きした流れ(생류)」と呼ばれており、ヒセツデン文学大賞を受賞して、記者会見も開かれたようだ。」
このブログ記事に対し、一行詩を読んだネチズンの中では「映画のワンシーンのようだ」「この夫婦はとても深い愛情に包まれているに違いない」「「冷おしぼりが秋によい」という意味は不明だが、日本ではよく知られた格言のようだ」といった意見が挙がっており、関心の高さがうかがわれる。
取材に対して、某女史は「この元日本人留学生がブログで発表している他の一行詩も、順次翻訳して行くつもりだ。ゆくゆくは韓国でも詩調作家としてデビューしてもらいたい」と、期待を記者に語った。
チェ=スヨン記者(CSY@pabo_news.co.kr)
投稿: こぶぎ | 2011年8月 1日 (月) 23時58分
〔韓国語汗かき川柳〕
일행시 냉방 키면서 쓰고 있다.
(イルヘンシ ネンバンキミョンソ スゴイッタ)
(「この川柳 クーラーつけて 書いてます」の韓国語訳)
카드키 주머니의 땀으로 깨져버리고
(カードゥキー チュモニエタムロ ケジョボリゴ)
(「ポケットの 汗で壊れた カードキー」の韓国語訳)
投稿: onigawaragonzou | 2011年8月 2日 (火) 00時28分
歌丸 「ハイっ、ではスンヨンちゃん」
スンヨン 「わたしはあー、お隣のきくおー師匠でやりまーす。」
きくぞうラーメン
くるたび食べて
お代はタダだと
うれしいわ
(困り顔の木久扇師匠のアップショット)
観客 「わーはっはっ」
スンヨン 「(あっさあー)」
歌丸 「山田くーん、座布団持ってきて。
という訳で笑点韓流スペシャル、来週もここ、ソウル特別市・世宗文化会館よりお送りいたします」
(番組終了)
小遊三 「こんなカワイコちゃん達に「あいうえお作文」やられちゃったら、コッチの出る幕がねえなあ」
ギュリ 「ありがとうごじゃいます。韓国でも、あいうえお作文は3行詩とかでよくやる遊びなんです」
昇太 「でも、2問目の節電川柳もうまかったねえ。君たち、本当に韓国出身なの?」
ハラ 「ほんとおにー せちゅやくすべきは あまくだりー」
歌丸 「うん、あれは良かった。風刺も効いててね。お嬢ちゃん達、これからも頑張りなさいよ」
全メンバー 「ありがとうごじゃいまーす。これからも勉強させて頂きまーす(深々)」
(以下、韓国語)
ジヨン 「おんに、言った通り大ウケでしょう(ぷくっ)」
スンヨン 「ありがとジヨナ。ねえ、そのホームページどこで知ったの?」
ジヨン 「なんか、日本人の詩人がウリマルで毎日更新しているって、日本のファンがツイッターで教えてくれて。
で、読んで見たんだけど、意味が深淵過ぎて、正直どこが面白いのかさっぱり分からないんだけど。でも、あの五・七音調でしゃべると、日本人のマネージャーおっぱ達はなぜか大爆笑だったんです」
ギュリ 「ねえ、今度おんににも教えてよ、その1行詩のホームページって」
(おことわり)
この大喜利はフィクションであり、登場人物、団体名等は全て架空のものです
前回の訂正: 詩調作家 → 時調作家
投稿: こぶぎ | 2011年8月 2日 (火) 12時06分
〔非節電川柳〕
「冷房の きいた部屋から 出て涼し」 鬼瓦
〔韓国語非節電川柳〕
「시원하구나 냉방 킨 방 나가 보면」
(シウォナグナ ネンバンキンバン ナガボミョン)(上の川柳の韓国語訳)
投稿: onigawaragonzou | 2011年8月 3日 (水) 00時31分
とりまき 「しかし、地方長官様のめでたい誕生日に死罪となるとは、哀れな女ですなあ」
悪徳長官 「がーはっは。わしの命に背いて、側室になることを拒絶した報いじゃ」
とりまき2 「しかし南原一の美貌がもったいない。妓生(きーせん)の娘の分際でありながら、長官様の側室になることもできたのに。都へ去った若造に忠節を尽くした所で、助けにも来ないではないか。あーはっは」
長官 「今日は宴じゃ。十二分に呑むがよいぞ」
一同 「わーはっはっは」
門番 「待て、そこの奴。ここはお前の来るような所じゃないぞ」
とりまき 「なんじゃ、入口の方が騒がしいが」
乞食貴族 「このような身なりはしていても、私も両班(りゃんぱん)の端くれなるぞ。そこを通せ」
とりまき2 「長官様、なにやらおかしな奴が入ってきました。召し捕りましょうか」
長官 「まあよい。せっかくの祝いの宴じゃ。適当にあしらって、早々に追い出せ」
乞食 「(着席して)何だ、この地の地方長官は、来客に馳走も出さぬ礼儀知らずか」
とりまき 「何をこしゃくな」
(あきらかに貧乏くさいお膳を女官が持ってくる)
一同 「(ヒッヒッヒ(冷笑)」
乞食 「(ぐびっ)さすが職分をわきまえず私腹を肥やしているだけに、祝いの膳もケチなものだ。民に対しても、きっと、かような態度で接しているのだろう」
とりまき2 「貴様、乞食の分際で無礼きわまりないぞ」
長官 「面白い。お前も両班なら詩歌の心得があるだろう。では、わしがお前に題をつかわす。「節電」で一首詠んて見よ。もしできなければ、ただでは置かぬぞ」
乞食 「この時代に電気などないが、これまでの本文記事からの流れ上やむを得まい。では、紙を持て」
(ぐびっ)(さらさらさら)
とりまき 「(一瞥)。こっ、この一行詩には毒がある!!!(顔面蒼白)」
とりまき2 「(うろたえて)節電、節電のこのご時世で、しかも最近こんなに涼しい日が続いているというのに、部屋にクーラーをつけているなんて。しかも、涼しい顔でその部屋から出てくるとは、なんたる態度」
とりまき 「私め、急に用事を思い出しましたので、おいとまさせて頂きます」
とりまき2 「私も帰らせて頂きます」
乞食貴族こと夢龍 「ばーん(お膳を蹴り散らかして)。やい、悪党ども。目に物見せてくれる」
とりまき 「わっ、あいつ懐から、いぶし銀の丸文鎮みたいのを出したぞ。もしかして、あれは国王から遣わされた暗行御史(あーめんおーさ)が持っている「馬牌(まぺ)」じゃないか?」
とりまき2 「いや違う、よく見てみろ。馬の絵の代わりにクーラーが3台描いてある」
投稿: こぶぎ | 2011年8月 3日 (水) 11時36分
〔非節電川柳〕
「カーエアコン がんがんかけて 憂さ晴らし」 鬼瓦
「카 에어컨 추운 정도로 키고 싶다」
(カーエアコン チュウンチョンドロ キゴシプタ)(上の句の韓国語訳)
投稿: onigawaragonzou | 2011年8月 3日 (水) 21時05分
さあーて、昼飯も食ったし、今日のコメントのネタでも考えようか。
だいたい、授業期間が終わったからいいものの、昨日も夜9時から深夜3時まで自分のブログ書くのにかかったし、まったく節電じゃねーよなあ。鬼瓦さんは一体、あんな長いブログをいつ書いているんだろうか。
まあ楽しいんだけどね、でも手間がかかる。最初はぼんやり考えて、笑いの神様が降りてきて、状況設定とオチが決まったらエディタで下書き。(ぱちぱち)ここは説明が長いから合いの手をいれて分割しよおっと。「ええ、まあ」と。これ、ふつうの会話じゃなくて、「楽器の会話」で書ける能力があったら、オーケストラとか作曲できるのにな。
で、完成したら投稿フォームに張り付けて、確認ボタンを何回も押しながら、句読点やレイアウトをチェックしつつ、推敲を繰り返す。これが大変なんだよなあ。
今回の川柳は「カーエアコン 寒い程度に つけたい」か。意訳だな。大体、この人は一生懸命ハングルで5・7・5に整えているけど、もともと川柳自体が韓国にないし、こんな音調に整えても韓国の人には何がいいか伝わらないだろーな。アリランだって3拍子だし、人名も3音が多いし、やっぱ3が基本でしょ。そういう、無駄な努力を一生懸命まじめにやっているところに、おかしみがあるんだが、わかるかなあ、わかんねえだろうなあ(松鶴家ちとせ風に)。
なお、携帯でご覧の皆さんはハングル部分が全て文字化けしているようなので、ぜひパソコンでご覧下さいね。
うーん。どうしよう。車だから「タクシーと客の会話」とか。先月コサキンDVDを2枚購入したばかりだし。いや、目先を変えて、SF物。「ヤマト」とか。「コスモ・クリーナー」と「エア・コンディショナー」。あ、似てねえや。それに「ヤマト」自体、見ていないのでよく知らないし。
しかし、当選はがき、記者会見、ネットニュース、大喜利に時代劇。自分で書いたくせに、何回読んでもおもしろいなあ。自分の論文読み返したって、おもしろいなんて思ったことなど、これっぽっちもないし。
この春香伝の悪徳長官ととりまきたち、悪い奴らなのに、話の冒頭で状況設定を全部説明してくれて、本当はいい人なんじゃねえか(笑)。夢龍(ムーロン)だって時代設定の破綻を言い訳してくれているし。
当選はがきは、本当にあんなものが来て、「つきましては2点お願いがあります」の文字面にやられちゃっての作品。どう返事が来ても、次は実名強制公開することに決めていたけど、それを察してか、鬼瓦さんから絶好のパスが戻ってきたな。
記者会見のオチは、知らない人にはわかりづらいけど、我々がかつて、ミスト扇風機のあるベトナムの食堂で昼飯を食べたのが原因で高熱を出して倒れた、という経験を踏まえている。霧吹きに生水を使っていて、それがお皿に降ってきたんだろう。
ネットニュースは、もし日本語の読めない韓国人がこのブログ読んだらどうだろう、という発想で書いたっけ。でも、このネットニュースの形式って、韓国のサイトでよく見るけど、これって問い合わせメールを一本打てば、座っていても書ける記事だな。というか、妄想のみで書いている記者もいるに違いない、きっと。
大喜利では、念願のK-POPガールズトークネタ。ちなみに「あっさあー」は「ヤッター」、「おんに」は「お姉さん」、「ぷくっ」は「ニコッ」。擬音とかに韓国語を入れて、日本語とのミングル感というか、シームレスな感じが、他の外国語と違って何かいいんです。
んー。もう「ごきげんよう」が終わっちゃった。うわっ、デザートに買った抹茶アイスも溶けちゃったし。せっかく冷房のきいた学食にいるんだから、期末レポートの採点でもしーよっと。
投稿: こぶぎ | 2011年8月 4日 (木) 22時19分
こぶぎさん、お疲れさまでございました。神が降りたコメント欄でしたな。
「せっかく勉強した韓国語の知識を、『韓国語川柳』などというバカバカしいことに無駄に使ってみる」ということの面白さに気づかれたのは、やはりこぶぎさんだけでしたな。ちなみに「韓国語川柳」というジャンルは、私が先駆者ということになるのでしょうか。だとしたら、本気で極めてみたいですね。
そしてこぶぎさんは、「韓国語川柳をお題に韓国の風味をからめたミニコントを作る」という新ジャンルを開発されました。果たしてこのジャンル、需要があるのでしょうか?
個人的に一番好きだったのは、ネットニュース。文体まで含めて「そうそう、韓国のネットニュースって、こんな感じだよな」と大笑いしました。「韓国語川柳」を私の韓国語ブログに本当に載せてみて、ナム先生がどのような感想をもたれるのか、実際にやってみようかなあ。たぶん「はあ?」という感じになるでしょうけど。
あと、春香伝は、さながら新作落語のようでした。ハガキ職人の底力を見た思いです。
そういえばベトナムのミスト扇風機、ありましたね。今ごろ思い出しました。
それにしてもあらためて思うのは、このわけのわからない世界観に、どのくらいの人が面白いと思っているのか、ということです。ひょっとして、我々2人だけなんじゃないの?
投稿: onigawaragonzou | 2011年8月 5日 (金) 00時07分
いやいや、K先生は携帯で毎日読んでお喜びでしたよ。学生にも読むように勧めていたし。あと、未だに例の賞品が届かないんですが、もしや読まれてはいけない人にも読まれていたのかもしれません。
以前に英語の短歌集を読んだことがありますが、ポエムみたいでさわやかな読後感でした。「英語の俳句」で検索すると、5・7・5にとらわれず、簡潔な3行詩にすればいいようです。
とはいえ、今回のパボ吟行により、韓国語では5・7・5の追求ができそうですので、ぜひ「いるいるし(「日式一行詩」の略)」の師範として、日々修行にお励み下さい。
追伸:
ゼミのBBQで本物のガールズトークを目の当たりにしましたが、延々と続く「恋バナ」トークに対して、恋愛偏差値がマイクロシーベルト以下の私は、ムール貝のように完全沈黙。やっぱ、脳内ガールズのトークの方が楽しいや。
投稿: こぶぎ | 2011年8月 9日 (火) 01時03分