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7月4日(月)
先生。
先週金曜日の研究会ではお世話になりました。
そのときにお話しいただいた、実際に被災地をまわられての資料救済活動のお話は、私にとっても勇気づけられるものでした。
いまこちらでも、Kさんを中心に、被災した資料の救済活動が行われています。
もっぱらこの活動は、Kさんの献身的な努力によるところが大きいのですが、「既存の組織や学会にしばられない、しがらみのない活動をしたい」ということで、特定の機関に事務局を置くことをせず、Kさんを事務局として、志をともにする人たちと一緒に進めています。
現在は、被災地から要請があった場合の救済活動と、救済された資料をこちらでお預かりして、修復やクリーニングをする活動をしております。後者は週2回、市内の大学の学生たちを中心に、社会人の方を交えて、2時間ほど作業をしています。毎回、10人程度の人たちが集まってくれています。また、県南の大学でも、学生たちを中心に週1回の作業が行われています。
私自身、被災地での活動に参加したことはまだありませんが、週2回の作業には参加するようにしています。
まったくしがらみのない組織ですが、それゆえに、いまのところ県内の3つの大学がうまく連携しあいながら、おたがいができる範囲のことを進めているように思います。
今回の作業で、多くの学生が協力してくれていることが何と言っても大きいです。大学という枠を越えて、多くの学生が、全くの無償で参加してくれています。その中には、被災している沿岸地域出身の学生もいます。そういった学生たちが、思い入れをもって、この作業を進めてくれているように思います。なんとか、地元の学生が継続してこの活動に参加できる体制をととのえたいと思っています。
これからの課題は、いかにしてこの活動を継続していくか、ということです。先の見えない作業が続きますが、それぞれができる範囲で力を出しあいながら、継続できる体制を作りたいと思います。
長文、失礼いたしました。ご教示いただいた件についても、こちらで実践できるか、仲間たちに相談してみたいと思います。
では、失礼いたします。
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