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イカの大団円

7月23日(土)

20 午前中、イカが届く明日のバーベキューのために、海の近くの街に住む、世話人のTさんからの差し入れていただいたのである。

開けて見てみると、20杯のイカの姿はやはり壮観である。もうこれだけのイカには拝めないだろうな、ということで、記念写真を撮った。

午後は、この週末にやろうと思っていた仕事をまったくする気が起こらず、いつもの通りのやる気のない1日であった。

7月24日(日)

午前9時、職場の正門に集まった。

今日のバーベキューは、この2カ月以上にわたって行ってきた被災した資料のクリーニング作業のメンバーの、初めての慰労会である。会場になる河川敷はうちの職場から近いところにあるので、今回は、うちの職場のメンバー(卒業生と現役学生)がバーベキューの準備をすることになったのである。

当初の午前11時集合という予定を早め、午前9時に集合したのは、金曜日の「イカ会議」の際に、早めに準備をするに越したことはない、という結論になったからである。集まったメンバーは、「買い出し班」と「イカさばき班」に分かれて、作業を進めることになった。買い出し班は、私と、卒業生のT君と、4年生のN君の3人。イカさばき班は、4年生のT君、Tさん、Mさん、Sさん、3年生のKKさんの5人で、Tさんのアパートで行われた。

私たちは近くのスーパーに買い出しである。4年生のT君が用意してくれた「買い物リスト」をたよりに、買い物かごに次々と野菜や肉を入れてゆく。

途中しばしば、テンションの上がった卒業生のT君が「鍋も借りてきたので芋煮をしましょう」とか、「カレーを作りましょう」とか、「パスタをゆでるのもいいですね」とか言い出して、ともすればそうした材料をそろえようとするので、「野外でバーベキューをやる、という本来の目的を忘れるな!」と諫めつつ、気がついたら買い出しだけで1時間半もかかってしまった。

午後11時近く、買い出した材料のうち、野菜をあらかじめ切ってもらうためにTさんのアパートに向かう。するとすでに、イカはさばかれていた。

「イカはすべてさばきました」

「いやあ、ご苦労様。皮をむくのが大変だったでしょう」

事前にいろいろな人から、「イカは皮をむくのがとても大変だ」と、私はずいぶんおどされていたのである。

「いえ、皮はむきませんでしたよ。だって、焼くんでしょう。ぽっぽ焼だったら、皮をむく必要はないです」

なるほど、そうだったのか。私はイカ料理について、何も知らなかったことを恥じた。

とりあえず野菜以外の材料を会場となる河川敷にもっていき、ふたたびTさんのアパートに戻ると、すでに野菜は切り終えていた。

「Tさんは参加しないの?」

「地デジへの移行の瞬間を、テレビで見たいそうです」

そうか、今日の昼12時に、テレビは地デジに完全移行するんだった。

Sさんも、用事があるので参加できないという。

イカさばきや野菜切りに尽力してくれたTさんとSさんに申し訳ないと思いつつも、野菜を車に積み、ふたたび河川敷に向かう。

会場は、河川敷の橋の下である。「週末の河川敷は、バーベキューをする人たちで押すな押すなの騒ぎですから、前日から場所取りをしておいた方がいいです」という卒業生のT君の提案で、学生たちが頑張って場所取りをしてくれた。だが、当日来てみると、河川敷の橋の下には、バーベキューをする団体はうちの団体しかなく、ほかにはひとっこひとりいないではないか。これが、T君の提案どおり前日に場所取りをしたおかげなのかどうかは、判然としない。

Photo 12時ごろから、人が集まりはじめた。当初の予定の20人をこえ、25人くらいの人たちが集まっている。

予想以上に人が集まってきたようだったので、買ってきた肉が足りなくなるのではないか、と急に心配になり、慌ててスーパーに肉を買い足しに行くことにした。それから、自分の車を自宅に置きに戻り、タクシーで会場に着いた頃には、すでに午後1時をまわっていた。

Photo_2 「イカが焼き上がりましたよ」と、さっそく学生が私にイカのぽっぽ焼を皿に盛ってくれた。

すがたかたちも、まさしくぽっぽ焼である。「いただきまーす」と、さっそく食べてみる。

これがピックリするほど美味しい!!

さすが、新鮮なイカである。

あまりに美味しいので、ぽっぽ焼を2つも食べた。ということは、誰かぽっぽ焼にありつけなかった人がいたのかも知れない。

Photo_3 「げそも焼きましょう」

げそもいただく。こちらも美味しい。イカを運ぶ係をした甲斐があったなあと、数日前からの「イカ騒動」を思い出しながら、げそを噛みしめた。

イカのぽっぽ焼だけではない、カルビ、牛タン、スペアリブ、豚キムチ、豚トロ、じゃがバター、焼きそば、果てはマシュマロ焼と、じつに多彩なメニューであった。

世話人代表のKさんは、食い意地の張った私を見かねたのか、

「いったん座りましょう。まあ落ちついてください」と諫める。考えてみれば私は、ずっと鉄板のまわりをうろうろしていたのであった。

午後4時過ぎ、準備していた食材や、用意していた生ビール19リットルがほぼなくなり、撤収作業をはじめた。

学生たちの手慣れた撤収作業で、橋の下はあっという間に原状回復した。

「みんなで写真を撮りましょう」集合写真を撮る。その顔は、どの人も満足げである。

世話人代表のKさんや、今回のバーベキュー主催者である卒業生のT君の挨拶で、バーベキューは無事、終了した。

それにしても、学生たちのテキパキとした作業には頭が下がる。

私はといえば…、

ただイカを運んだだけである!

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