イカの恨み
8月2日(火)
「いちおう、言っておきますけど」
夕方、「丘の上の作業場」で作業中、世話人代表のKさんが私のところに来て言った。
「私、イカのぽっぽ焼き、食べてませんから」
「ええぇぇぇ!食べてないんですかっ?」
先日、作業メンバーの慰労の意味で行われた河原でのバーベキューの際に、新鮮なイカを食べたことは、前に書いた。
バーベキューに集まった人数は27人。そして、「海の近くの町に住むTさん」から、差し入れとして送られてきたイカの数は20杯。つまり、ぽっぽ焼きはふつうに分配しても、平等にはいきわたらない計算になるのである。
それなのに私は、イカの姿をしたぽっぽ焼きを2つも食べたのである。
よりによって、世話人代表のKさんがイカのぽっぽ焼きにありつけなかったとは。
「輪切りにして焼いたものは食べましたけど」
聞いてみると、20杯のイカのうち、10杯をぽっぽ焼きにして、残りの10杯は輪切りにして焼いた、というのである。
ということは…。
私は10杯のイカのぽっぽ焼きのうち、2杯も食べた、ということになるではないか!5分の1のぽっぽ焼きを平らげたのである。
「僕も輪切り焼きだけでしたよ」と4年生のT君。なんと、バーベキューの準備で走りまわっていたT君も、ぽっぽ焼きにありつけなかったのだ。
ふだん、獅子奮迅の活躍をしている人たちがぽっぽ焼きにありつけず、役立たずの私が2つも食べるなんて、世の中とはなんと理不尽なことよ。
「別に気にしてませんから…。ブログにも書かなくていいです」
そういうKさんは、そうとう気にしている様子であった。
| 固定リンク
「クリーニング作業」カテゴリの記事
- 足をまっすぐ伸ばして!(2021.11.14)
- 登場人物の多い一日(2015.03.16)
- ぜんぶ雪のせいだ!2日目(2014.02.16)
- ぜんぶ雪のせいだ!(2014.02.15)
- 心強い仲間たち(2013.10.26)
コメント