店は開くのか
10月20日(木)
今週末は大学祭である。
今年も去年同様、「キョスニムと呼ばないで!」の屋台を出すことになったそうなのだが、私のところには、その情報がまったく入ってこない。
今年のリーダーは3年生のN君である。N君は、こういうことに長けているので、大丈夫だろうとは思うのだが、それにしても、まったく音沙汰がない、というのもヘンである。
午前中の授業で、4年生たちが口をそろえていう。
「私たち、大学祭の屋台のこと、まったく知らされていないんです。ひょっとして、蚊帳の外に置かれているんでしょうか?」
「いや、そんなことないと思うよ」と私。「だって私だって、何も知らされていないんだもの」
午前の授業が終わり、教室を出て歩いていると、3年生のCさんとOさんに会った。
「大学祭の屋台、どうなってるの?4年生が心配してたよ」と私。本当はいちばん心配しているのは、この私かも知れないのだが。「N君から何か聞いてない?」
「じつは私たちも何も聞かされていないんです」
えええぇぇぇぇっ!N君に最も近いと思われる、OさんやCさんすら、何も聞かされてないのか!?
「ええぇぇっ!?、じゃあ、誰が知ってるの?」
「たぶん、誰も知らないと思います。ヤツの頭の中にしかないんだと思いますよ」とOさん。N君の性格や行動パターンをいちばんよく知るOさんだけに、説得力がある。
うーむ。ますます謎である。
そこへ偶然、N君が通りかかった。うわさをすれば影、韓国語のことわざでいえば、「トラも自分の話をすればやってくる」だ。
「どうしたんです?」
「いまあんたの話をしてたところだ。屋台、大丈夫なのか?」と私。
「大丈夫っすよ。まかせてください」とN君。
Oさんは、またはじまった、とばかりに呆れ顔である。おそらくこれまで何度も同じことがあったのだろう。
OさんとN君の間で、少しばかり口論がはじまる。
「まあまあ」と私。「看板とかはどうするの?」
「看板は、去年のを使いまわします」N君は潔く言った。
本当のところ、今年あたりは、カーネルサンダースばりの私の等身大人形が飾られるのではないか、とひそかに期待していたのだが…。ま、期待する方が悪い。
そういえばバブルの頃、原宿とか清里とか軽井沢とか嵐山とかに、タレントショップがやたらとできて、オーナーであるタレントの等身大人形が店の前に飾られていたが、ああいう時代を知らない世代なんだな。
あの人形たちは、いまどうなっているのだろう。
そんなことはともかく。
「大丈夫っすよ」とN君は何度も繰り返した。その言葉、信じていいのか?
はたして、チヂミ屋台は無事に営業できるのか?
ぜひ、当日に来てお確かめ下さい。
そうそう、私が顧問をつとめる手芸サークルも、ホットケーキの店を出すそうだ。それも、ビックリするくらいかわいい形のホットケーキだそうである。
こちらの方も、楽しみである。
ただし、両方とも味の監修はしておりません。
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コメント
補注
若い皆さんは分からないと思いますが、キョスニムが上でおっしゃっているのは、リンク先のようなものを看板として作ってほしい、ということですからね。なお、屋台のBGMは「シンボルロック」でお願いします。
追伸:笑笑の韓国HPを見ましたが、やはり「そそ」と読むんですな。そそへおそせよ。滑舌の練習問題みたい。
投稿: こぶぎ | 2011年10月21日 (金) 08時45分