お菓子な1日
11月7日(月)
まったく極端な話である。
昨日は、前の職場の同僚であるKさんと電話で喋ったのが、人と会話した唯一の機会だったのだが、今日は、お昼過ぎからずっと、いろいろな人と喋っている。今日は結局、人とお喋りしていて一日が終わってしまった。
午後、所用で職場内のあるところに行くと、
「お茶をどうぞ。それから、もらい物ですけど、美味しいタルトもありますので食べてください」
と、職員さんが小さなタルトが8つほど入った箱を出してきた。手のひらに乗るくらいの小さなタルトである。カラフルで甘そうなトッピングがほどこされている。
「美味しそうですね」
「どうぞどうぞ。小さいですから絶対に2つは食べてくださいよ」
「ふ、2つですか…」
言われるがままに、2つ食べた。
研究室に戻ると、同僚が来た。
「これ、北海道のレーズンバターサンドです。よかったらどうぞ」
レーズンバターサンドを3つくれた。
「美味しそうですね」と私。
「ただ1つ問題が…」
「何です?」
「じつは賞味期限が昨日までなんです」
包み紙を見ると、たしかに賞味期限は11月6日となっている。
「『消費期限』ではなく、『賞味期限』ですから、たぶん大丈夫だと思うんですけど…。私もさっき食べてみましたし」
「消費期限」は、「食べても安全な期限」をいい、「賞味期限」は「美味しく食べられる期限」のことをいう。「賞味期限」がすぎたからといって、食べられなくなるわけではない。
「1日くらい全然気になりませんよ。いただきます」ありがたくいただいた。
しかし、冷静に考えてみる。
(1日1つ食べたとして、3つめのレーズンバターサンドを食べるのは9日になってしまう。賞味期限から3日もすぎてしまう、というのはさすがにどうだろう)
何となく気持ちの問題として、早めに食べた方がよいのではないか。
(よし!今日のうちに3つ食べてしまおう)
しかし、ついさきほど甘いタルトを二つも食べたばかりである。
いくら甘い物が好きだとはいえ、この上レーズンバターサンドを3つ食べるのは、いくらなんでも甘いものが続きすぎる。
(少し時間をおいて食べることにしよう)
さて夕方、いつものクリーニング作業をしていると、参加している同僚が、
「これ、先日九州に行ってきたときのおみやげですので、あとでどうぞ食べてください」
と、作業をしているみんなに福岡の辛子めんたいこせんべいを持ってきてくれた。
作業が終わったあと、せんべいをありがたくいただいた。
研究室に戻り、レーズンバターサンドと、辛子めんたいこせんべいを食べることにする。
レーズンバターサンド3連チャン、となるとかなりキツイが、あいだに辛子めんたいこせんべいを挟むことによって、甘さと辛さがちょうどよい感じになり、どちらも完食できたのであった!
甘さと辛さを交互に味わう。お菓子とは、まるで人生そのものではないか。
結論!北海道のレーズンバターサンドと、福岡の辛子めんたいこせんべいは、よく合う!
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