稼業三年の患い
12月18日(日)
寅さんの啖呵売に、次のようなセリフがある。
「さあ、これで買い手がなかったら、わたし、稼業三年の患いと思ってあきらめます」
この「稼業三年の患いと思ってあきらめます」という言いまわしが、なんともよい。
月曜からのイベント。私がこの職場に来て、はじめてやる気を出した仕事である。やるからにはいいものにしようと、これまで周到に準備を進めてきた。
火曜日には、T先生をお招きしてのイベントもある。
この火曜日のイベントには、たくさんの人に来てもらいたい、と思う。
「私が関わると集客率が低い」というジンクスを、この日ばかりは返上したい。
学生たちの前では、「火曜日のイベントにお客さんが100人集まらなかったら、『重大な決意』をする」と、なかば冗談、なかば本気で言った。
寅さん流に言えば、
「さあ、これでお客さんが来なかったら、稼業三年の患いと思ってあきらめます。浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)じゃないけど、腹切ったつもりであきらめちゃうからね!」
| 固定リンク
コメント