紅葉に間に合う
12月3日(土)、4日(日)
年に一度、200人近くの同業者が集まる恒例の「同業者祭り」である。私と妻が、1年のうちでいちばん気が重い2日間。
新幹線を乗りついで、7時間かけて、会場に向かう。
昼間の「お勉強」のあとは、例によって立食形式の会食である。
久しぶりにお会いした、ある先生と話しているうちに、とめどなく汗が流れてきた。
「ずいぶん汗をかいていますね。どうして冬なのにそんなに汗をかいているんです?」
マジメな話をしていたのだが、どうも私の大汗が気になったらしい。
「いつものことです。汗っかきなので、どうかお気になさらずに」
そうは言ってみたものの、たぶん相手の先生からすれば、気にせずにはいられないくらいの、尋常じゃない汗のかきかただったのだろう。
体調のことを考えて、あまりお酒を飲まず、1次会で帰ろうと思っていたのだが、案の定、師匠に誘われて、3次会までおつきあいすることになる。当然、日本酒もご一緒した。
なんとか2日目の午前中までをやり過ごし、2日目の午後、妻と二人で京都で途中下車をした。
「このままでは気が重いばっかりなので、京都で何か美味しいものでも食べて帰ろう」ということにしたのである。
私がふと思いつく。「せっかくだから、S寺に行こう」
「S寺?いいねえ」
S寺は、10月の実習の、京都自由行動の際に、私が訪れた寺である。「S寺がいいんじゃないの?」とすすめたのは妻だった。ただ肝心の妻は、まだそのS寺を訪れたことがなかったのである。
昼食もそこそこにすませ、駅からタクシーに乗り、S寺に向かう。
S寺のまわりは、まだ紅葉が残っていた。おそらく今日は、紅葉を楽しむ、最後の週末であろう。先日来たときとはうって変わって、今日は観光客でごった返している。
考えてみれば、紅葉の季節に京都に訪れるのは、はじめてではないだろうか。
S寺の隣にあるU院もまたすばらしい。庭園の紅葉は、まるで一幅の絵のようである。
このところ、ずっと忙しい。
たまにはこんな時間を過ごしても、許されるだろう。
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