写真プリントブームの到来!
2月20日(月)
数日前、ある先生に、写真を送る機会があった。
だがその先生は、おそらくパソコンをおやりにならない方なので、写真も、デジタルカメラで撮影したデータをプリントして、郵送でお送りしなければならなかった。
そういえばここ数年はもっぱら、デジカメで撮影し、それをデータで保存してばかりいるので、写真をプリントする、ということを、もう何年もやっていない。
写真屋さんにデータを持っていって、プリントしてもらうことにした。
実に久しぶりに写真屋さんに行ったが、デジタルデータを、あっという間にプリントアウトしてくれるんだね。
しかも、自前のプリンタでプリントするよりも、かなりきれいに色が出る。
その写真屋は、Lサイズが1枚19円。ハガキサイズに拡大しても19円という値段である。
デジカメプリントにすっかり魅了されてしまった。
考えてみれば、ずぼらな性格のゆえか、デジカメで撮った写真をプリントして保存しようなどと、これまで全然考えたこともなかった。
たしかにデジタルデータで保存するというのは場所をとらないから便利だが、やはり思い出に残る写真はプリントして、アルバムに入れて残しておいた方が絶対いいな、と思い直した。
そうだ!まず手はじめに、生まれて2ヵ月になる姪の写真を、妻と私が山ほど撮ったはずだから、それをプリントして、アルバムを作ることにしよう!
東京に戻った先週の土曜(18日)、さっそく妻に提案した。妻のデジカメには、姪の写真が山ほどおさめられているはずである。私も何枚か妻のデジカメで姪を撮影した。
さっそく写真屋さんに行ってプリントしてもらう。東京だと、なぜかLサイズが1枚31円と、やや高いが、70枚近くをプリントし、せっかくだからと、ちゃんとしたアルバムを買って、そこに写真を入れて、義妹夫婦(つまり、姪の両親)にプレゼントした。
義妹の夫は、なぜか浮かない顔である。どうしたのだろう。
「『課長』が御子(おこ)を撮った写真もアルバムにしたそうなんだけど、どれもブレブレらしいのよ」と妻。
「課長」とは、義妹の夫のあだ名である。なぜか学生時代から「課長」と呼ばれている。いまも平社員なのに、「課長」というあだ名は変わらない。
実際にアルバムを見せてもらった。
「たしかにどれもブレブレだねえ。どうやったらこんなにブレるんだろう」
せっかく撮った自分の娘の写真が、どれも全部ブレているのである。これでは思い出も台無しである。カメラの腕がないにもほどがある。
それにひきかえ、妻と私が撮った写真は、表情といい、明るさといい、構図といい、どれもすばらしい。写真集として出版してもおかしくないくらいの出来である。
そうか。自分のカメラの腕のなさと比較されるのがイヤで、それで落ちこんでいたのか。
それでも「課長」は、気を取り直して言った。
「僕が撮ったのと、あまり変わりませんねえ」
明らかに負け惜しみである。
…ということで、私の中で「写真屋さんに行って、いままで撮った写真をプリントするブーム」が到来し、いま頻繁に写真屋さんに訪れている。次は、韓国留学時代の写真を数百枚プリントして、壮大なアルバムを作ってやろう。
完成したあかつきには、親しい人に見せてまわろう。たぶん見せられる方は迷惑だと思うけど。
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