大人のぬりえ
3月28日(水)
職場の建物の耐震工事のため、いままで先送りしていた研究室の引っ越しの準備を、いよいよ始めなければいけなくなった。
私の研究室は、尋常ではないくらいの大量の本があるので、作業を始めたとたん、途方に暮れてしまった。
加えて、この春休みをメドに仕上げなければならない原稿もあって、それがぜんぜん進んでいない。
…そんなこともあって、「卒業祝賀会フリートーク」をもって、この日記を少しお休みしようと思っていたのだが、そう思っていた矢先に、職場に郵便が送られてきた。
「無料見本誌進呈(20枚落書き用紙サービス)」
と、殴り書きのような字で朱書きしている。
裏面には差出人の名前として、
「キャラクターグッズのこぶぎ 商品開発部」
とある。
こぶぎさんの仕業だ!
封筒を開けると、
と書かれた表紙の、仮製本された冊子が入っていた。
そして中身は、
先日、4年生のSさんが書いた私の似顔絵をぬり絵用に加工したものが 製本されているではないか!
これだけ同じ顔が続くと、さすがにキモチワルイ。
それだけではない。「20枚落書き用紙サービス」と封筒の表書きに書いていたように、バラで20枚ほど、同じものが同封されていた。しかも紙がもったいないと思ったのか、職場で不要になった事務書類の裏面を使っている。
以前も、私がこの日記を少し休もう、と思ったときに、こぶぎさんから妙なものが職場に郵送されてきた。
これは、偶然なのか?それとも、休筆しようという私の思いを感じとったのか?よくわからない。
こぶぎさんにしても、このブログがなくなったら、「遊び場」がなくなってしまう、ということなのか。
その気持ちはよくわかった。だが、職場にジョークグッズを郵送することだけは、勘弁してほしい。郵便物をメールボックスに振り分ける職員さんに、ヘンな趣味の人だと思われるではないか!
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コメント
お喜び頂きありがとうございます。
実は、こちらのコメントに対してそちらの返事コメントが付くの見越した上で、PDF作成と同時に本も作ってしまい、後は発送するだけの状態にして、リアクションをお待ちしておりました。
「とりあえず、当面は貴社が開発された「大人のぬりえ ゆるキャラ大集合!」を普及させていくしかありませんな」という返事コメントで、まるで示し合わせたかと思われるようなナイスパスをゴール前に蹴り出して頂き、今回もきれいにシュートを打つことが出来ましたよ。
(ブログだけに、サッカー(作家)で例えていますよ)
ぜひ、お忙しいときこそ、この塗り絵で心を癒して下さい。大の大人が、自分自身がモデルの塗り絵帳を一心不乱に塗っている。この光景を想像するだけで、製本している最中から、もう楽しくってしかたなかったもの。
なお、サービス塗り絵を同封したのは、いつもプリンタに入れている裏紙に間違って印刷ちゃったためでは決してありません。また同封枚数が少なくなったのも、先週、N学科の卒業生が遊びに来た折にネタとして見せたら好評だったので、お土産に一枚ずつあげちゃったからではありません。あくまでサービスからの気持ちですが、紙背文書(しはいもんじょ)に食いついてくるあたりは、嬉しい誤算でありました。
ぜひ研究室の引っ越しが完了した折には、父の日のスーパー店頭よろしく、壁一面に幼稚園児風タッチの塗り絵を、張り出して頂ければ、マイホームパパ気取りの雰囲気が醸し出されるので、よろしいかと。
ちなみに、職場に送るなって言われても、自宅の住所なんか知らないもーん。大体、こんなもの自宅に送られても扱いに困るでしょーが。また「ラジオ番組コーナー」名で送ると、さすがに不審がられるだろうという配慮から、今回は、よくありがちな「見本進呈」に見せかけて、企業名で密送しましたしね。
投稿: キャラクターグッズ会社の「こぶぎ」です | 2012年3月29日 (木) 05時59分
職場に送ることもふくめて、プレイですよね。「ゆるキャラ大集合」といいながら、30頁すべて同じ顔、というのは、ツッコミどころでしょうか。あと、30頁というのは、ぬりえ1ヵ月分という意味?
投稿: onigawaragonzou | 2012年3月30日 (金) 00時06分
「ゆるきゃら」はその通り。
30ページなのは、20ページだと厚みが足りなかったからですが、毎日塗り絵もおもしろいので、そういうことにします。
投稿: こぶぎ | 2012年3月30日 (金) 19時45分