引っ越しは私を破壊する!
ことわっておきますけど、これからしばらくは引っ越しの愚痴しか書きませんよ。
4月4日(水)
引っ越しの準備作業を始めて3日目。
朝から晩まで、ひたすら研究室の整理をしているが、ぜんぜん進まない。
とりあえず、3日間でダンボール60箱分の本をつめた。
ということは、朝から晩までコンつめて作業して、1日平均20箱である。
職員さんの目算では、私の研究室の荷物は、ダンボール300箱分くらいだろう、ということだったので、5分の1が終わった計算になる。だが、見た目には、決して、5分の1が整理されたとは思えない。ダンボールにつめてもつめても、研究室はあいかわらず、本であふれかえっている。
3年ほど前、韓国に留学するときに、必要な本を10箱のダンボールにつめて日本から送ったのだが、韓国でもそうとうな数の本を買い、日本に帰ったときは、38箱に増えていた。その中に妻の買った本が含まれているとしても、私が韓国で買った本は、だいたいダンボール20箱分である。
つまり私は、1年間に平均、ダンボール20箱分の本を買っていることになる。
これが10年続くと200箱。私は約10年間この地に勤めているから、ざっと200箱分の本が増えたのである。
…こんな計算、意味がないな。考えるだけでも憂鬱になる。
そう、こんなことに気を病んでばかりいるから、私は心がボッキリと折れてしまったのだ。
昨日、アルバイトしてくれる人を募集しようと、学生に呼びかけたが、今のところ、手伝ってくれると名のりをあげてくれた人はいない。ま、新4年生は就活でそれどころではないし、新3年生もアルバイトやらなんやらで忙しいのだろう。
自分の人望のなさをのろうばかりだが、そんなことを悔やんでいても仕方がない。自分の蒔いた種、身から出たサビである。ほかにまったくあてがない以上、ひとりでやるしかない。
唯一、引っ越しのことを気にかけてくれているのは、先日の日記にコメントをくれたこぶぎさんである。あいかわらずおバカなコメントだが、気の利いた言葉をかけてくれるだけでもありがたい。
ひょっとして、こぶぎさんこそが、この10年で得た、ただひとりの友人なのかもしれないな。
…そんな卑屈になるくらい、いまの私は、そうとう追いつめられているのだ。ああ人間破壊!
とまあ、落ち込むことばかりだが、いいニュースもひとつだけある。
先日買った、「ウエスト120㎝のズボン」の寸法詰めがようやく終わったので、お店に取りに行き、はいてみることにした。
寸法詰めをしてもブカブカであることには変わりなかったが、ベルトをきつく締めれば、ふつうにはくことができる。そればかりか、非常にゆったりしたはき心地で、引っ越しの荷作り作業をするのに、とても動きやすいのだ!
そうか。ウエスト120㎝のズボンは、引っ越しの準備のために、神様がくれたプレゼントだったんだな。
それが、ここ最近でいちばんよかったことである。
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