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エイプリル・フール

4月1日(日)

気の利いたウソもつけないので、エイプリル・フールに関する話題をふたつほど。

アメリカのポピュラー音楽の偉大な作曲家に、バート・バカラックという人がいる。映画「明日に向かって撃て」(1969年公開)の挿入歌に「雨に濡れても」という名曲があるけれど、この曲を作曲したのがバート・バカラックである。これは誰でも知ってる曲だよね。おっと、1969年といえば、私が生まれた年。私より上の世代の人だったら、たぶん誰でも知っているくらい、有名な作曲家だと思う。

その、バート・バカラックが、やはり1969年に作曲した「エイプリル・フール(The April Fools」という曲があって、これがたいへん名曲なのである!

41yjj4eed3l__sl500_aa300_ 実を言えば、私がこの曲を知ったのは、YMOのメンバーだった高橋幸宏が、自身のソロアルバム『薔薇色の明日』(1983年発表)で、この曲をカバーして歌っているのを聴いてからである。

この高橋幸宏の歌う「The April Fools」が、じつに素晴らしいのだ!近藤達郎のひくピアノ伴奏の美しさ、高橋幸宏の丁寧で誠実な歌い方、どれひとつとっても素晴らしい。

そしてなにより、メロディーが美しい。

私は高橋幸宏の歌う「The April Fools」を聴いて、バート・バカラックってすげえ、と思うようになった。同じYMOのメンバーだった坂本龍一も、実はバート・バカラックにあこがれていたことを、当時聴いていたFMラジオで言っていた。彼が編曲を手がけた大貫妙子の「夏に恋する女たち」は、ぜったい、バート・バカラックの影響を受けていると思う。

それはともかく。

この曲を作詞したハル・デヴィッドの歌詞も、わかりやすくて素晴らしい。当時中学生だった私は、歌いながらこれで英語を覚えたもんだ。いまでも、歌詞カードを見ずに歌えるぞ。

久しぶりに、iPodに入っているこの曲を聴いてみるとするか。

Yokomizo46 もうひとつ、エイプリル・フールといえば、これまた私の好きな作家・横溝正史が1921年に発表したデビュー作が、「恐ろしき四月馬鹿」という短編小説で、これが、日本でエイプリル・フールについてとりあげた最初の作品かも知れない。先日、古本屋で売っていたので買って読んでみたが、たしかにデビュー作だな、といった感じの作品だった。

エイプリル・フールに関するとりとめのない話でございました。

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