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1枚の写真

6月28日(木)

一昨日の「キョスニムと呼ばないで!」の授業で使う写真を選ぼうと、韓国滞在中の写真を整理していたときに、久しぶりに見た1枚の写真。

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語学院の野外授業(遠足)の時に私が撮った写真である。私にとっては最後の野外授業だった。

写っているのはいずれも、中国人留学生である。前にいる男の子が、3級6班の時に一緒だったチ・ヂャオ君。まじめな顔をしながら冗談ばかり言っているやつだった。

その右隣が、チ・ヂャオ君のヨジャチング(ガールフレンド)。私と同じクラスになったことはないが、チ・ヂャオ君を通じて、私のことは知っていたらしい。めちゃくちゃかわいい女の子である!

後ろの左側にいるのがヤン・チャン君。同じ4級3班のチング(友人)である。おとなしい青年だが、私にはよく話しかけてくれた。

その右隣が、リ・チャン君。やはり4級3班のチングで、私によくなついていた。聡明な青年である。ちなみにこの男子3人は、同郷の幼なじみである。

みんな、いい笑顔をしている。

この笑顔が、写真を撮っている私に向けてのものであることに、あるとき気づいた。

彼らの無防備なこの笑顔は、心底から私を信頼してくれている証拠なのだ。そう思うと、この写真が、急に愛おしく思えてきたのである。

なんの変哲もない1枚の写真だが、私にとっては、かけがえのない写真である。

国籍も世代も関係ない。そのことを、彼らに教えられた。

いま、彼らはどうしているのだろう?

おーい!みんな元気かー?

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