右に見える競馬場、左はビール工場
8月6日(月)
ユーミンの「中央フリーウェイ」をあらためて聴いていて、気づいたことがあった。
「右に見える競馬場、左はビール工場」という歌詞の部分。
この部分が、私の実家の場所を指している、という話は、前回書いた。
問題は、なぜ、「競馬場」が先で、「ビール工場」が後なのか、ということである。
「左はビール工場、右に見える競馬場」では、いけないのか?
答え。絶対に「競馬場」の方が先でないといけないのである。
理由は簡単。「調布基地」から八王子方面に、中央自動車道を車で行くと、まず右手に競馬場が見え、それからほどなくして、ビール工場が見えるからである。
競馬場とビール工場は、中央自動車道をはさんで対称の位置にあるのではなく、ビール工場の方がほんの少しだけ、八王子寄りに位置しているのである。
だから絶対にここは「右に見える競馬場、左はビール工場」とならなくてはならない。
試みに、中央自動車道を車で行き、競馬場の横を通ったときに、「み~ぎにみえるけーばじょう~」と、歌い始めてみるがよい。
するとちょうどよい具合に、「ひ~だりはビールこーおじょう」と歌っているときに、左側にビール工場が見えてくるはずである。
つまりこの歌は、競馬場とビール工場の微妙な位置の違いをも歌いこんだ、とてもリアリティのある歌なのである!
この「細かな部分のリアリティ」こそが、ユーミンの音楽の真骨頂なのだ!
…あまりたいした発見でもないか…。
ちなみに我が実家は、「み~ぎに」と歌い始める瞬間に左を向くと、見えるはずである。
…あ、韓国には、昨日無事着きました。
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