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大賞選定委員会

10月13日(土)

2回にわたる、荷が重い公開講座が終了した。

構成と出演をすべてひとりで行ったため、面白くなるのも、つまらなくなるのも、すべて自分の責任である。

ひとり語り、というのは、やはり相変わらず慣れないものである。

自分の不勉強な部分が白日のもとにさらされたのはもちろんだが、その語りの方向性、というか、ストーリーテラー的な部分というか、そういうところが、いつも独りよがりで終わってしまっているのではないか、という不安に襲われる。

「語り」だけではない。文章の場合もそうである。

言葉を慎重に選んで、相手、もしくは不特定多数の人に伝えたとしても、それが、かえって煩わしい感じになっているのではないか?あるいは言葉を尽くしすぎて空回りしているのではないか?完全な一人相撲なのではないか?だとしたら、わざわざそのために言葉を尽くすことなど、無意味なのではないか?と不安に襲われることは、しばしばである。

まあ、ここで「ひとり反省会」をしても仕方がない。

昨晩、こんなことがあった。

ある用事で、「前の職場の同僚のKさん」に電話をかけた。

ひととおり用事が済むと、Kさんが言った。

「全然関係ない話ですけれど、よろしいでしょうか」

「どうぞ」

「いま、こぶぎさんと一緒なんです」

「そうですか」

こぶぎさんは運転中とのことで、これから夕食に出かけるらしい。

「あのう…大賞はどうなりました?」

「何です?」

「ですから、ブログの大賞です」

前の職場の同僚であったKさんとこぶぎさんは、このブログのヘビーリーダーである。先日、このブログの記事が千本目を突破したことを記念して、これまでの大賞を決めよう、という記事を書いたのである。

「ああ、…実は何も考えてませんでした」と私。

「昨日も、こぶぎさんと2人で、大賞について話していたんですよ」

「そうだったんですか」

話題にしてくれただけでもありがたい。

「でも、難しいですねえ」

「そうでしょう」

「読んでもすぐに忘れてしまいますからねえ」

やはり、ヘビーリーダーの2人でも、そんなものか。

「でも『ハートウォーミング部門』は決まりました」

「何です?」

「『特急のすれ違う駅』です!あれ、けっこう好きだったんですよ」

こぶぎさんも同意見だったようである。

私は、違うエピソードを大賞に考えていたのだが、ま、いいか。

…ということで、「エピソード大賞・ハートウォーミング部門」は、「特急のすれ違う駅」に決定しました!

「あと、『料理部門』というのもありましたよねえ」Kさんが続けた。

「ええ」

「大賞は、『世界の料理ショー』について書いた記事はどうか、と」

グラハム・カー的こころ」のことである。しかし、あれは「料理番組」をテーマにした話であって、料理そのものの話ではないのだが…。

ま、いいか。ということで、「エピソード大賞・料理部門」は、「グラハム・カー的こころ」に決定!

「ほかの部門はどうですか?」調子に乗って、私はKさんに聞いた。

「いや、まだそこまでは考えていません」

私が提案する。

「じゃあこうしましょう。お二人に、大賞の選定委員になっていただきます」

「ちょ、ちょっと待ってくださいよ。そんなのムリですよ」

ムリだぞー、というこぶぎさんの声が、電話の向こうから聞こえてくる。

「しかし、お二人しかいないんですよ」

実際、この「お遊び」に反応してくれたのは、この2人しかいないのだ。

「どんな話があったかなんて、覚えてないぞー」と、また電話の向こうからこぶぎさんの声。

こぶぎさんをして、そう言わしめるのだから、他の読者は推して知るべし、である。

やはりこの「お遊び」はムリだったか。

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コメント

A ほお、ここですな。「吹きだまり1000回記念展」の会場。

B ひとつ前の記事に「みんなで列品!」と書いてあったけれど、こんなものを準備していたんですね。

A いくら1000回突破だからって、自分のブログネタで展覧会を開くとは、たいそうなことですな。

B 1000本も記事があると、思い出すのも一苦労ですからねえ。こうやって著者本人で列品して、目録リストを作ってこそ、大賞の審査もつとまるというものです。

A さて、記名帳を書いて入り口を抜けると、さっそく天井から長い紙がダランと垂れ下がってますな。

B 説明書きには「眼福の拓本」と書いてますよ。

A ああ、これですか。拓本のシッポが床の上まで伸びているので、みんな踏んじゃってますけど。

B 元の石碑がデカいですからねえ。いっそ、会場の真ん中にバージンロードみたいに敷いて、お客は寝転がりながら鑑賞したらどうですかねえ。

A で、隣の「さざれ石」みたいのはなんですか。

B これが「記者会見の碑」ですよ。今回の展示の目玉ですね。

A でも、いくら大発見だからって、実物を山から抜いて、持って来ちゃダメでしょう。

B ま、大英博物館とかもこんなやり方で、方々から集めたわけですし。

A 非節電川柳の短冊と、「ぬるいネタ」コーナーへの投稿ハガキの展示の後は、「猟奇的な先生」の等身大パネルです。

B なんで等身大写真パネルを拓本にしちゃったんでしょうね。真っ黒で、顔かたちもよく分かりません。それに、わざわざ隣に「キョスニムと呼ばないで」の看板を並べなくてもいいのに(こちらも拓本)。

A でも観客の皆さんは、この間でさっそく記念撮影をしてますね。

B 続いてジオラマコーナーです。語学堂の教室風景、丘の上の作業場、吹奏楽部のコンサートなどですね。留学時代の漫才台本も展示されてますねえ。

A これは分かりやすい。普段は文章からの妄想イメージしかできませんからね。

B よく見ると、ハナ肇風の鬼瓦胸像にパイを投げつけている学生とか、マルタ風の髭サングラスのサックス奏者とか、「世界の料理ショー」のスティーブといったミニュチュア人形も、ジオラマの中に混ざっていますよ。

A その先の映像コーナーでは、映画「男はつらいよ」の俺的名場面集と、同世代ラジオDJのオモシロトーク100連発とが視聴できるようですね。

B 著作権問題をクリア出来なかったので、どちらも鬼瓦さん主演で撮り直してるようです。

A いよいよ最後の展示のようですが、出口までずうっと並んでる旗のようなものはなんですか。

B これが有名な「フラグが立つ」ですよ。しかし、ニューヨークの国連本部前にある万国旗みたいな光景になってます。こんなに立ってたんですねえ。

A だって、このコメントの本文記事にも「フラグ」が立っているでしょう? 風の便りの吹きだまりなだけに、旗はつきものですからね。

投稿: こぶぎ | 2012年10月14日 (日) 11時14分

C なるほどねえ、その手があったか。

D いきなり何です?

C こぶぎさんが「吹きだまり1000回記念展」の提案をされたでしょう。

D なかなか面白そうですね。ほんとうに実現できそうな感じですねえ。

C 素材はたくさんありますよ。だって、韓国留学中の写真は、数百枚あるので、それだけで写真集が作れます。それをパネルにして展示することもできる。

D なるほど。

C 韓国の語学院で使ったテキストとか、実際に買って着たみた韓服とかも展示できます。

D 語学院の教室の復元模型、というのも面白い発想でしたね。あと、「丘の上の作業場」も。作業道具などは展示できますよね。

C あ、あと重要な展示品があります。

D 何です?

C アルトサックスです。

D なるほど。「最近、友達といえばこいつしかいない」と、うわごとのように言っているあのアルトサックスですね。

C そうです。ま、実物は展示して、そのアルトサックスを忠実に復元した携帯ストラップを作って売りましょう。

D なんか、手口が「水曜どうでしょう」みたいになってきたなあ。…しかし、展示場所はどうするんです?

C 前の職場の2階のところに、展示ができるスペースがあったでしょう。あそこなんかいかがでしょうか。

D そんなぁ。他人様の土地ですよ。

C でも、スペース的にはあそこが最適です。前の職場の同僚のよしみで、Kさんとこぶぎさんに展示委員になっていただきましょう。

D それは名案です。 

投稿: onigawaragonzou | 2012年10月14日 (日) 22時28分

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